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黒字倒産と貸し渋り

とある経済学者の話では企業が倒産するって事は正常な経済活動の発展の中では、経済の新陳代謝が正常に行われて居る状態なので有りまして、全く企業が倒産しないって事は共産主義経済か新しい産業や企業が一切出てこない、マンネリ化した社会なのだそうでして、そう言われてしまうと倒産した企業の経営者や従業員は大変ですが、まあ仕方が無いのかなとも思ってしまいますが、黒字倒産が多数発生する状態ってのはどうなのでしょうかね?

まあ基本的には計画倒産の場合を除きまして、黒字倒産とは帳簿上の黒字計上状態でも、金庫は空っぽで銀行口座にも現金が残っていないような資金が回らなくなってしまった状態にななりますが、売上不振などで赤字が原因で倒産するよりも、黒字倒産のほうが経営者としては悔しいでしょうし、従業員も納得出来ないでしょうし、倒産しても税金だけはしっかり追いかけて徴収されますので、赤字倒産よりも黒字倒産のほうが基本的に黒字の分だけ税額は多くなるはずですので、相当大変なのではないでしょうかね?

でね、架空売上げでの黒字とか売上げ計上されていても実際には売掛債権の回収(集金)が難しい場合を除きまして、帳簿上黒字を計上していてちょっとした回収の遅れなどで資金が回らなくなってしまった場合でしたら、銀行より短期のつなぎ融資が受けられれば倒産回避できるのではないかなって思うのですが、銀行の貸し出し姿勢が厳しいと黒字でもつなぎ融資が受けられなくて黒字倒産してしまう企業が増えるのでしょうね?

まあ銀行を擁護致しますと、融資を何が何でも受ける為に、帳簿ですとか受注状況ですとか銀行に対して融資の判断用に提出する書類をお化粧してしまう経営者も結構存在するって聞いておりまして、まあ貸し出した資金が焦げ付いてしまいますとエライ事になりますので、貸し渋りも理解できなくは無いのですけどね。

さて、不況の現在の話なのですが政府は中小企業向けの貸し渋りや貸し剥がしを防止しようって事らしいのですが、銀行だってちゃんと利息を付けて回収が出来ると思えば貸し出し致しますし、回収不良になる恐れがあると思ったら断るだけなのでありまして、はっきりいって危ない企業に貸し出しを増やしても不良債権を増大させて、景気の回復を邪魔するだけだと思うのですよね。

ですので貸し渋りによって黒字倒産が増えるって事は撲滅すべきだと思いますが、妙に貸し出し基準を甘くして赤字倒産の赤字額を増大させてはいけないと思うのですよね。

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