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金利と景気と事業資金借り入れ

国債暴落説なんて訳のわからない流言飛語も飛び交っていますが、今回のコラムでは金利と景気と事業資金の借り入れについて考えてみたいと思います。

ご存じのとおり金利と景気の関係は景気の良い時はインフレ状態で名目金利が高くて、逆に景気の悪い時はデフレ状態で名目金利は低いのが実情でありまして、誤解されている人も多いようなのですけど昭和大恐慌など過去の大恐慌はインフレじゃなくてデフレだったって事ですが、今の日本はデフレ脱却に向けて確実に歩み出しているようですから、名目金利もこれから上昇してくる事が予想されます。

さて人生50年なんて言葉もありましたけど、事業を行うにしても商売を始めるにしても元手といいますか資金が必要になるのでありましてありまして、一生懸命働いて自己資金を作ってから始めていたらスタートが遅くなってしまってビジネスチャンスを逃してしまう可能性があります。

でもって事業を始めるとか拡張するときに銀行からの事業資金の借り入れの必要性が出てきちゃったりするわけですけど、審査の可否はともかく名目金利と実質金利の事を考える必要がある場合もあると思います。

名目金利と実質金利の違いについて少し書いておきますと、名目金利とはそのまんま借り入れをするときに表示されている金利の事ですけど、実質金利とはお金の価値の変化(増減)と金利の差分を加味した、実質的に負担する金利の事ですね。

つまりその100万円を名目金利5%で借り入れた場合に、デフレで物価上昇率がプラスマイナス0でしたら実質金利も同じく5%って事になりますけど、これがインフレで物価上昇率3%でしたら実質金利は5%-3%=2%が実質金利って事になりますね。

ですからデフレ期に低金利の今がチャンスなんて宣伝文句を見ましたけど、物価上昇率を考えたら実質金利としては決して低くないのですよね。
ここで本題の事業資金の借り入れ関係に話を持っていきますが、事業資金の借り入れであれば別に国全体がインフレだとかデフレだとか実質金利がどうだかは、それほど大きな問題ではなく借り入れた資金の投資した利回りと借り入れの名目金利を考えて実質金利を判断するって事になりますよね。

まぁ実際のところ金利の事も更には3年後の市場の状況まで何も考えないで事業資金を借りれて事業を進める事が最優先で目的になって、後は野となれ山となれなんて経営者も少なくないのでありますけど、そんな中でもおお化けして大成功しちゃう経営者もごくごくまれに出てきてしまうのが現実なんですから、時には経営成功の秘訣が直観と運みたいなところが排除できないのは事実なんですよね。

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