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円急騰に懸念

イタリア総選挙の結果を受けて日本でも順調に進んできた円安基調に急ブレーキがかかり株式市場でも株価の下落現象が起きていますね。

報道をいくつか見てみましたが『モンティ首相が進めてきた緊縮財政・経済改革路線が後退し、政治的な不透明感が増すことになれば、』・・??また訳のわからないことを書いている気がするのは私だけでしょうか?

確かに総選挙の結果で安定多数を確保する政党が誕生しない事で、経済運営が不安定になってユーロ不安が出てきたのはわかりますけど、緊縮財政派が後退する事が財政不安の再燃ってのはおかしいと思います。

まずその財政健全化の定義が周知徹底されていない事が問題のひとつだと思うのですが、財政再建とか財政健全化するための定義ってのが、どうも借金を減らすって誤解している人がまだまだ多い・・というか大手メディアのコメンテーターが国の借金がが~国民一人当たりの借金が~とか意味不明のことで騒いでいますからね。

かういう私もほんの2年ほど前まではすっかり騙されていたのですが幸いなことに実情に気がついてきた今日この頃です。

でね、財政を健全化するって事は”借金の額/名目GDPの額”を以下に低くしていくかって事が重要なのでありまして、借金を減らすよりも名目GDPを増やしたほうが・・名目GDPを増やすって事は国民全体の所得が増えるって事でして国民にとっては幸せなことで、まともな経済政策をしたらちゃんと経済成長して名目GDPは増えるのです。

※先進国の平均で3%前後の経済成長していますから、まともな経済政策をしていない日本だけが異常なんですよね。

さてイタリア総選挙に話を戻しますと、仮に財政緊縮派が安定多数の与党になって政権運営したとすると、一時的には政権が安定した政権運営を出来そうなのでユーロ高に動くだろうとは思いますけど、緊縮財政→経済も縮小→税収激減→財政悪化→最初に戻る って無限ループに陥るはずですから、更にユーロが不安定になる要素が増大すると思うのです。

ただ一部・・といってもドイツあたりだけでしょうけどEUはユーロって共通通貨ですからユーロ安で輸出が増えて国に富を集めることが出来るようになりますから、ドイツなんかはイタリア総選挙で安定多数政党が生まれなくても、財政緊縮派が政権をとってもどっちでもユーロ安誘導になって、ほくそ笑むのではないでしょうか?

最後に甘利さんの談話から
甘利再生相はイタリアの総選挙で「(財政再建を最重要課題とする)現政権の対極にある勢力の勢いが強まり、ユーロ対他の通貨(の相場)に反応が出た」と指摘。「イタリア、日本に限らず、一般論として財政の健全化を維持することが大事」と語った。

だから緊縮財政を進めなくちゃ・・って事じゃないですからね。

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