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在庫処分と消費者心理

メーカーであれ外部から商品を仕入れて販売する卸売業や小売店では必ず売れ残ってデッドストックつかり死蔵商品になってしまう物が出てきてしまって、倉庫を圧迫したり利益を一切産まない在庫が増えて帳簿上の試算が増えるだけってのが有りますよね。

これがスーパーマーケットなどの小売店であればさっさとお値引き品ですとかワゴンセールで原価回収はともかく、出来る限り現金に在庫を変えて不良在庫の圧縮と手持ちの現金の増加を狙うことが出来るわけですけど、これが難しい場合も有りますよね。

例えば不良在庫の数が多すぎてそんなものを在庫一掃処分セールなんて実行したら一気に値崩れを起こしてしまって、ダメージの回復が非常に難しい場合ですとか、ブランドイメージに傷がつく事が考えられる場合ですね。

確か10年ほど前に結構有名な舶来のブランド商品が何故かディスカウントショップなどに大量に出まわりまして、たぶんメーカーとしては在庫の山を抱えて止むに止まれぬ事だったんでしょうけど、一気に不良在庫を処分したおかげでデッドストックが減った代わりに、一気にブランドイメージが失墜しまして、もう高級ブランドじゃ無くなってしまって、高級店では取り扱わなくなってしまいましたね。

それにね売れなくて不良在庫になってしまった商品ってのは、やはり何らかの問題が有って売れないから在庫として残ってしまったわけで、単にブームが過ぎ去ってしまったならともかく、デザインに難があるだとか製品の仕様や性能が他の類似製品よりも劣っているなどの場合も少なくないわけですよ。

それをですね在庫処分をしなくてはって理由で一気に市場に出して売りさばいてしまって消費者のもとで実際に使われるようになったら、あの会社の製品はあんなもんだって評価が定着しちゃうんですよね。

昔聞いた販売に関する心理学みたいなもので、消費者の心理で高いものを無理をして購入した場合は例えその商品が購入した値段に見合うだけの内容でなかったとしても、努めてこれは良い物だって思い込むような心理に動くそうで、在庫処分セールなどで非常に安く購入した場合はその逆に心が動いて、やっぱりこれは安物なんだって事になるんだそうですね。

って事は在庫の山を処分するって短期的な状況改善の試みが、長期的な視点で考えれば大きくマイナスに作用してしまってあの商品は在庫処分品に流れるような代物だってなりえるわけで、単に安く販売して現金に替えれば良いって問題じゃ無さそうですね。

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