損な出世と出世拒否症候群と名ばかり管理職

実は私も過去に経験があるのですけど主任(一般社員の組合員)から営業所長(管理職であり経営側の下っ端)に昇格した翌年の年収は上昇するどころか若干下がるし、責任を追求される機会は増えるは出来の悪い部下に手を焼いて胃が痛くなるは、休日出勤の機会が増加してもしかも管理職ですから残業代も休日出勤手当も一切付かないなんて経験がありましたね。
私の場合は営業所長に昇格した翌年から順調に昇給して収入面での落差は無くなった訳ですけど、聞くところによりますと昔はね基本的に会社員のほぼ全てに近い人が昇格を希望する状態だったのですけど、最近では出世を望まない出世拒否症候群みたいな人が増えているようですよね。

確かにその理由が複数書けるのでありまして分かるような気もしますが企業の成長って観点から考えると良い風潮じゃないですよね。

■責任が重くなって上司から叱責される機会が増える
実際この責任が重くなるって考え方は甘えだと断言できる訳ですけど、これが責任の重さと収入が完全に正比例の関係でしたら問題なしなんですけど、企業によってはこの関係が正比例していない場合も少なくないのですよね。

■人を指導育成するマネジメントが苦手である
名選手が必ずしも名監督じゃないなんて格言が有りますけど、例えば営業社員でしたら平社員の場合は客先を訪問して自社商品を販売してくれば実績になって評価されるわけですけど、出世して管理職になりますと自分の事を考えるってよりも、自分よりも営業能力が劣る営業マンを指導育成叱咤激励いたしまして営業実績を出さなくちゃいけないんですけど、この場合必要な能力は普通の商品を売るためのスキルやノウハウと全く別物のマネジメント能力が要求されますからね。

■とにかく自信がない・・というか実績を出せなくて後で降格したくない
そりゃ会社ってのは営利団体であり組織がキチンと機能して能率的に動かないと倒産しちゃいますから、昇格辞令を出して出世させても期待に見合う働きをしなくちゃ場合によっては降格させる場合が有りますね。

それは当たり前で仕方がない事なのですけど、やっぱり組織内で降格された過去があるって事はやっぱり駄目社員の烙印を押されたようなもので、そのレッテルってのは基本的に会社を辞めるまで消えることはまず無いですし、再チャレンジの機会が用意されていると言いつつやっぱり若い社員がどんどん入ってきて中にはできる奴も紛れていますから、一度失敗して降格しちゃいますとそう簡単に再チャレンジの機会は巡って来ないわけですね。

そう考えると昇格とか出世について消極的な人が増えてきちゃうわけですよ。

この辺りは昔ってのは日本全体が経済成長していましたから、基本的に人手不足の状態でしたし企業も成長していましたから余り目立たなかったんですね。