人手不足の業界と解消策

賃金が上がらない割に公共投資が昔の水準を回復しつつ有るとか、高齢化の進行だとか復興特需とかオリンピック特需など様々な要因が重なりまして業界によっては深刻な人手不足が発生していますね。

政府の一部ではその解消策として外国人労働者の受け入れ拡大などと寝ぼけたことを言っていますけど、寝言は寝てから言って欲しいものです。
さて一般的に知られている人手不足が深刻な業界は建築土木分野と運送業や介護関係なんですけど、率直に言いましてどちらの業界も肉体労働でつらそうですし、待遇面を見ても給料が安そうなイメージが強いわけで、この辺りを根本的に解消する事がまず必要で外国人労働者の受け入れなんてのはその先の話ですよね。

まず建築業とか土木業ですけど本当はこの業界の賃金は結構高くて、若くても稼げるし年をとっても熟練工として高給優遇な業界だったんですけど、そいつを壊してしまったのが人材派遣業なんですよね。

公共事業の減少や景気の低迷で土木工事が減ってしまった時に構造改革だか規制緩和だか知りませんけど、土木建築業に人材派遣の企業が一気に参入いたしまして、本来は高給で長く働ける産業だった業界がいつの間にか日給でしかも安く働くのが当たり前とか、労働者は使い捨てというか必要な時、繁忙期に必要な頭数を人材派遣から引っ張ってくれば良いなんて考えが定着してしまった気がします。

その結果、アルバイト情報の土木建築の分野には日雇い派遣みたいな求人ばかりが並ぶようになってしまったのでありますけど、あんなピンはね業界なんて弾きだしてしまえば労働者にもっと賃金を支払うことも出来ますし、業界のイメージも上がると思うんですよ。

ですから土木建築業界は人手不足がまだまだ少なくとも東京オリンピックが終了するまで続くんですから、まずは人材派遣企業と手を切って健全な雇用関係を取り戻す事からはじめなきゃ駄目なのでは無いでしょうか?

運送業界についてはやはり下請構造を考えなおさないと駄目でしょうね、自らは荷物を一切運ぶ事なく下請け企業に丸投げしているような大手企業が多いから末端の運転手の賃金が上がらないんですよね。

最後に介護関係の人手不足の解消ですけど、こっちの分野は基礎的な知識すら全然かけているので具体的に何も書くことが出来ませんけど、何も外国から労働者を引っ張ってこなくても希望者は多いはずですから対策は必ずあるはずです。

そんなわけですから人手不足だからといって安易に外国から労働者を引っ張ってくるなんて事を考える前に改善すべき事が数多くありますし、そもそも外国の方を労働者として日本に連れてくるなんてのは日本の思いあがりじゃないでしょうかね?