1円起業、最低資本金廃止

法制審議会の会社法部会は7日までに、株式会社や有限会社の設立に必要な最低資本金について、廃止を打ち出した素案をまとめた、との事です。

現在、 株式会社の場合は最低1,000万円、有限会社の場合は最低300万円の資本金が必要だったわけですが、素案が通れば資本金は1円でも恒久的に株式会社を 名乗っていけるとの事になります。

伏線として、2003年に時限立法で最低資本金撤廃の特例を設けたところ、特例を利用した会社が計約1万3000社出まして、めでたく会社 が設立された経緯があります。

確か10年ちょっと前に、株式会社と有限会社の資本金が大幅に引き上げられて、多くの株式会社が大変な思いをして、株式会社から有限会社に 変更されないように、頑張った事は一体なんだったんだろうと、ふと思ってしまいました。

私の持論として、株式会社も有限会社も合資会社も合名会社もどちらが偉いとか偉くないとかは無くて、やっている中身が大事だとは思います が、世間一般に株式会社と有限会社では、株式会社のほうが大きくて”偉い”って感覚が有る事は否定できませんね。

多分、私の予想ですが株式会社の設立は増えると思いますが、今まで以上に資本金の金額を気にする方が多くなるのではないでしょうか?

有限会社に比べて株式会社は設立の手続きが煩雑で、設立後の手間もかかるのですが、対外上株式会社にしておく事が予想されます。

運用上や実情は違いますが、株式会社は出資者がお金を出して、株式会社を作って、責任は基本的には出資金額の範囲になります。

実情は、社長の個人保証を要求される場合が殆どですがね。

1円から株式会社が設置できるようになって、今まで以上に、会社の中身そのものを見ていく風潮が出来てくれば、日本の企業社会も良い方向に 向かって行くと思います。

追伸

日本の問題は一度、会社経営に失敗すると、再起が非常に難しいのが問題だと思います、失敗を経験した人間は強いですから、再チャレンジもや りやすくなるといいですね。

なにせ日本の場合は一度失敗してしまったらまず金融機関が相手をしてくれませんからね。

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