節税景気、赤字景気

弊社もそうですし、総じて何処の企業も毎年3月の売上が多いところが多いようで、それは一般消費者を相手に商売をしている会社よりも、企業向けの商品や サービスを販売している企業のほうが3月の売上が非常に伸びる場合が多いと思います。

経済学者でもミラーマンでも有りませんので、正式な呼び名は有 るのか無いのかも分かりませんが、節税景気とか節税需要、節税特需とか、名前をつけるとすればそんな感じかと思っています。

これはまあ各企業の決算が3月決算の企業が多い事が原因だと思いますが、一年間頑張って売上を上げて利益を出してきて、決算にむけて集計を 出してみると、利益が出ていた場合ですね。

多くの経営者の方がここで考えるのが、このままごっそり税金でもって行かれるくらいなら、会社で必要な設備でも購入しておいたほうが、良い ので何か必要そうな物を購入してしまおう!!

かくして、3月には会社向けの色々な商品やサービスが他の月よりも、売上が上がるわけですね?

これは脱税をするわけではなく、節税とも呼べない正当な企業活動の一環だと思いますし、なにより消費税が導入されている日本では税金対策で も、商品やサービスを購入して代金を払う際には消費税がかかってきますので、結局は税金を払っている事にはなりますからね。

私の会社も、企業のホームページ作成代行を行っている関係上、3月は売上が上昇しますので、節税特需の恩恵を毎年少なからず受けていますの で、この手の景気は大歓迎なのであります。

がしかし・・・

ようやく出来あがってきた我が社の前期の決算関係の書類を眺めつつ・・・

我が社の場合、他社の節税対策の売上が上がっても、我が社は節税でなにか物を購入する事は今期もなっかたなあ・・と思うのであります。

これを読まれた経営者の皆様へ

脱税は駄目ですが賢く節税をしましょうね♪

追伸

2008年に突入して日本は不況の厚い雲に覆われてしまったようで、節税景気なんて言葉が有った頃が懐かしく思われる状態になって しまいまして、多くの企業が利益の確保に苦労する状態になってしまいましたね。

まあ多くと言うよりも勝ち組と負け組がはっきりしてきたって所が本当のところだと思いますが、一握りの勝ち組企業が節税を考えて、 残りの大多数の企業は、存続を考えるって所でしょうか?

朗読版