エンターテイメント営業
下手なお笑い芸人顔負けの営業マンって最近は見ないけど、まぁ田舎に引っ込んで外部からの売り込みを受けることがめっきり減ったので実際のところ現状はよくわからないけど、アピールしている商品の内容はともかく巧みな話術でとにかく聞いていて飽きないし娯楽として楽しめるほど面白い話をする営業マンてけっこういるんですよね。
噂によると関西地方を中心に漫才師なんだか営業マンなんだか見分けがつかないような人もいらっしゃるようなんですけど、特に衝動買いされる範疇に入る商材を販売する場合においてこのエンターテイメント営業は無類の力を発揮するわけです(と思っている)
じゃコメディアンとか漫才師なんかのお笑いの世界で目が出なくてビジネスの世界に転身して営業マンとして大成功みたいな話は聞いた事がないのですけど実際には昔の姿を隠して営業現場の第一線で頑張っている人も多いのでしょうか?
それはさておき商売人にしてもビジネスの世界においても笑いだとかユーモアだとか使うとか使わないを別にして、持っていることは結構重宝したりするわけです。
そういえば私がまだサラリーマンだった時に年に2,3回程度は公演みたいな感じで話をしなくちゃいけない時期がありましたけど、テーマに沿った内容について話をするなんてのは、必要な資料について順次説明していけば良いだけの事ですけど、やっぱどこかで一回でも出来れば序盤のつかみの段階でとりたいななんて思っていました。
特に特定のテーマに沿って順次各メーカーが持ち時間30分なんて短い時間の中で、商品と自分の会社をアピールしようとする場合なんかですと、基本的には99%はメインとなる話で終始しなくちゃいけませんけど、1%くらいはね別のアプローチというか聴衆の印象に残すって意味で、笑いを取るみたいな要素はあったほうが良いと思います。
ここで少々思い出話みたいになりますけど、私がまだ営業マンになりたてだった頃に超スーパー級の営業の先輩がこんな事を豪語していたのを思い出しました。
「ここに一個100円でどこにでも売っている消しゴムが有るだろ、これを俺なら一万円で売ることができるけど普通の営業マンは100円でしか売れなかったり、ダメな奴は50円で売っちゃう、1万円で売る能力を高めないと・・」みたいな話でした。
まぁやり方にも色いろあるんでしょうけど、中にはねエンターテイメント営業手法で一定時間をお客様に楽しんでもらってオヒネリ代わりに商品を買ってもらうなんて方法もあるかもしれませんよね。