飛び込み営業は60秒一本勝負
古き良き昔の昭和時代のプロレスでは何故か61分3本勝負ってのが御座いまして、今持って何故60分じゃなくて61分なのか謎解きの解明はなされていないのでありますけど、今回の話題は60秒一本勝負についてです。
さて飛び込み営業の世界では下手すると60秒どころじゃなくてホントは一瞬で勝負がツイているのかもしてませんけど、これが61分3本勝負でしたら最初の勝負に敗れても挽回のチャンスは十分に有りますし、基本的には一本目には日本人選手がコテンパンにやられて、もう駄目だと思っていても二本目を勝ち取りまして、放送終了時間間際に三本目に勝利するのがお約束だだったんですけど、営業現場の世界ではそんなブック(筋書き)は存在しないんですよね。
さてこの飛び込み営業の世界における60秒1本勝負の話を致しますと、これを突破すれば大きな商談をものに出来るとしても、たったの60秒で門前払いなんて非常な話だと思われるかもしれませんけど、実際は逆だと思うんですよね。
前にも書きましたけど飛び込み営業の極意とか成功方法なんてのは実は非常に簡単単純な事で有りまして、ファーストアプローチってのは頑張って売り込んで買ってもらいましょうなんて大それた考えを持っていては何時までたっても飛び込み営業で成果を上げることなんて出来ないんですよ。
飛び込み営業での最初の訪問の目的ってのは単純に需要があるお宅だったり企業を見つけるだけの作業で、下手に煮え切れない態度だったり買う気もないのに拒否しないお客なんてのは実は結構迷惑な存在なので有りまして、必要ないんだったら60秒以内に断って貰ったほうが営業マンとしては時間を有効に使えてありがたい存在なのでありますね。
これは私の考えで別の考えを持っている人もいらっしゃると思いますけど、飛び込み営業でノックなりとにかくお客先に飛び込みましたら、自分の正体とやってきた目的を告げてあとは相手の反応によって直ぐに次に行くかどうかを決定する、これだけなのであります。
中にはね何とかしてキッカケを作ろうと努力したり、飛び込んだ以上はできるだけ滞在時間を長くしてなんて信念をもって飛び込み営業をしている方も多いと思いますし、それを否定するつもりも有りませんけど、私の考えとしては基本的に60秒一本勝負の考え方で出来るだけ多くの件数を飛び込んだほうが、特に経験の浅い営業マンの場合ほど結果が出やすいのが事実だと思うのですよね。
まぁ粘って50件より探すつもりで150件の飛び込み営業をこなしたほうが、犬も歩けば棒に当たるが現実になると思うのですね。