パワポ依存の弊害

とにかく資料は必要最低限しか持参しないでもっぱら出たとこ勝負の仕事師のような営業マンが居たかと思えば、客先で営業をしているんだかパワーポイントを最初から最後まで読み上げているだけのような、何をしにきているんだか営業活動なのかパワーポイントの朗読なのかよくわからない営業マンもいらっしゃいますね。

別にパワーポイントを一切否定するわけじゃないんですけど、営業マンがやってきておもむろにパワーポイントで作成した資料を広げまして最初から最後まで説明を終えるまでお客は一切口を挟めませんし、だいたいパワーポイントを使わなければ3分で終わる説明に10分かかるような使い方はお客だって忙しいので使い方を間違ってはいけないと思うのです。

つまり営業マンが直接面談しないで資料を送付する場合と、営業マンがしゃべりを交える場合とでは中身が同じ資料であっても、使い方はかなり違うのが望ましいと思うのです。

つまり面談しているんですから営業マンは自分の言葉で相手のペースに合わせて話をするだとか、ここは既に商談相手も十分理解しているところなので割愛してしまって、パワーポイントを使うのは口では説明が難しい図解したグラフなどを効果的に使うって感じでしょうね。

営業マンが理解していなくてはいけないのは、客先に訪問して説明をするとか商談をする主役はあくまで営業マン自身であって、同席する?パワーポイントなどの資料は主役を引き立てるための脇役だって事だと思います。

はい、こーなんですよ、あーなんですよ、これを図解したものはこちらになります! お~そうかみたいな感じでしょうか?

ここからは完全に個人的な主観ですけど私が社会に出た頃はまだワープロさえ世に出ていなくて、提案書はおろか見積書も伝票も全て手書きの状態で営業マンが持参するものといえば、あれば印刷された会社案内ですとかメーカーのカタログやパンフレットの類程度で、お陰で社内で資料を作成する時間は今と比べて非常に短かったと思います。

それから企業にワープロが導入されるようになりましたが、営業マンは使えなくて一台のワープロを事務員さんですとか当時は高給取りの派遣社員さんに手書きの原稿を渡して打ってもらっていた時代も有りましたね。

そして時は流れて現在では営業マン一人に一台のパソコンは当たり前になって、綺麗でカラフルな資料が誰でも作成できるようになったわけですけど、では営業力がその分だけアップしたかと聞かれましたら、それはどうかなってのが実感ですね。