イエスマンを重宝するべし
今回のコラムは中小、零細企業ほど当てはまると思いますが、大企業であっても根っこは一緒だと思います。
よく意見をいう部下も大切にとか言われますけど、意見を言うまではともかく逆らうような部下ですとか、命令に従わないような部下は排除しなくてはいけないのです。
私も長年にわたって零細企業の経営をやっていますけど、経営者は創業するための資金を自分で出して、営業から幅広く働いてというのは経営者によって違うでしょうけど、会社が倒産したら従業員は失業保険を貰って他の勤め先を探せば良いですけど、経営者には失業保険も出ませんし全ての責任を取らなくちゃいけないのですから、その決定権は絶大でないといけないし、そのことを経営者は常に意識していなくてはいけないのです。
話はイエスマンの話です。
誰がイエスマンをネガティブなイメージに定着されたのかどうか知りませんけど、例えば織田信長と豊臣秀吉の関係で考えてみましょうか?
秀吉は常に信長のイエスマンであり続け、他の家臣たちも同じようだったと想像できますけど、そんなイエスマンで周りを固めたから天下統一を成し得たのです。
はっきり言ってしまえば従業員数で30人程度の規模になるまでは、経営者(社長)が絶対的な権力を持って決断して部下が忠実に遂行するイメージでないと会社は持たないのです。
で自分に自信がない経営者ほど部下の話に耳を傾けて一緒に会社まで傾いてしまう事が少なくないのです。
稀に優秀な部下に恵まれる場合も有りますけど、それは宝くじに当たるくらいの確率だと思っておいたほうが良いでしょう?
何故ならば優秀な人材の多くはやっぱり安定して給料の高い大企業を志向するからです。
ですから零細企業や中小企業の社長がやるべき事と言うのは、先ずは自分の会社内をイエスマンで固めること・・・まぁここまではどこでもやっている事だと思います。
そこから5年とか10年の歳月をかけて、大所高所からみて適切な判断ができる部下を育てることが必要なんですね。
上司に逆らうのが格好良いと思っているバカな部下の方へ
上司の方針が気に入らなくて方針に従えないのでしたら、今直ぐに辞表を書いて自分で事業を起こすことです。
そうすることが今いる企業にとっても、あなた自身にとっても一番良い選択だからです。
その気概が無くて単に自己満足で上司に逆らってイエスマンでいられないのでしたら、それは単に負け犬ですので負け犬は負け犬らしく大人しくしましょうね。