モンキーモデル(廉価版)と営業戦略

モンキーモデルとは元々軍事産業において諸事情により輸出用にわざと機能を落とした製品を作って販売する事にした製品のことを指しますが、産業商業分野でも様々な理由でモンキーモデル(廉価版)を作って営業戦略に組み込むことが有りますよね。

例えばですね独占的と言いますか今まで特定の市場において圧倒的なシェア(市場占有率)を誇っていて、販売価格もの方も好きな金額で販売が可能だったところに、新たに新興メーカーが低価格を武器に市場を奪い始めた場合です。

ここで今まで販売していた製品を値下げして新興メーカーに対抗するなんて事を致しましたら、今で市場での独占的な地位を利用して高すぎる価格設定をしていたと批判されちゃったり致しますか、既存製品の値下げは出来なかったりする事情があったりするわけですよ。

でもそのままだと自社よりも安い価格で伸びている新興メーカーにシェアを奪われて売上も落ちちゃいますから、ではって事で少し既存製品よりも機能を削減致しまして価格的にはかなり安くして新興メーカーに対応したりするわけです。

ただこの他社の安売りに対抗するモンキーモデル戦略みたいなのは私の知る限りはあまり成功した事例を知らないんですよね。

メーカーとしては今まで販売していた高値製品の販売価格を維持しつつ安値のライバルメーカーに対抗する作戦なんですけど、実際のところ営業マンの弱気が出ちゃうと言いますか、結局は販売実績の過半数がモンキーモデル(廉価版)みたいになってしまって、粗利率も売上もついでにメーカーのブランド力まで落としちゃって失敗でしたなんて感じが多いと思うのです。

他には客層つまり裕福な富裕層も中間所得者層も更に欲を出して貧困層までラインナップを揃えて全て取り込みましょうみたいな場合ですね。

こちらもブランドイメージとか販売チャンネルをよく考えないと失敗するんじゃ無いでしょうか?

最後に一般的に考えられている廉価版の販売なんですけど、これは先ず若い人とか初めて自社製品を購入してもらう場合のハードルを下げて先ずは自社の顧客になって貰って、それから徐々に収入が上がるにしたがって上位モデルに乗り換えてもらいましょうみたいな営業戦略です。

大手のメーカーなどでは昔はこの営業戦略で若者から老人までしっかり顧客をつなぎ止めて成功した例が多いのですけど、これは経済が右肩上がりで年功序列が機能したいた頃に最も有効な営業戦略ですけど、社会が二分化してきたら中々難しくなってきますよね?