手に職とか食いっぱぐれのない資格について考える
日曜朝刊の広告欄には大々的に資格習得講座の広告が並んだりしていますが、資格を持っていないと商うことが出来ない商売はある意味では手に職とか資格によって食いっぱぐれがない可能性があるわけですけど、名前だけは仰々しくて高い収入を望めそうだけど実際はワーキングプアだらけの業界だったり、逆にあまり人気のない資格だけど結構これで稼げたりする資格があったり致します。
極端な例を出しますと歯科医さんと弁護士資格です。
どちらもこの資格をとるためには長い年月とかなりの資金力がないとそう簡単には歯科医にも弁護士にもなれないわけで、高嶺の花だし世間一般ではどちらも高収入を得ている職業なイメージが強いのですけど、まぁ数が増えたのが問題なんでしょうか地域によってはコンビニエンスストアよりも歯医者のほうが数が多いなんて地域もあるくらいで、フルに営業しているのにかかわらず年収が300万円に満たないようなワーキングプアな弁護士さんや歯科医が大量にいるのが現実なんですよね。
そういえば大学教授なんてのなりたい人は非常に多いのにその働き口に空きがぜんぜん無くて良くて非常勤講師をしながら、それだけでは食べていけないのでアルバイトを掛け持ちしているなんて人が多いのも現実なんですよね。
逆にありきたりに聞こえる人もいらっしゃるかもしれませんけどフォークリフト免許を持っているだけで、運輸業会では優遇されて収入も安定するだとか、宅建試験合格者なんてのは未だに合格率が極端に低いお陰で結構食いっぱぐれのない資格だったり致します。
他にも調理師免許なんのも結構手堅いので有りますが、こうやって書いてみますと食いっぱぐれのない資格とか手に職ってのは有る一定の傾向があるような気がするんですね。
世間一般的に資格取得者は高収入だと思われていて人気が高くて志望者が多い資格は、実際現実にはそれほどの事はなくて場合によってはワーキングプアさんが大量に隠れていたりします。
逆にかなり一般社会で働いている人も多くてもブルーカラー(肉体労働系)の職場で、人気がないとか資格をとる以前にその職業で働きたい人が少ない不人気な資格は、働き口は沢山あるし職場でも優遇されて極端に高収入じゃないけれど、それなりに収入は安定していて食いっぱぐれがない場合が多いって感じです。
ですから将来に備えて食いっぱぐれがない資格とか手に職をつけようと思ったら世間のイメージみたいなものは考えないで現実を見なくちゃいけないと思うのです。
私ですか?私はアマチュア無線の電話級を持ってますが使い道は無いですね。