結論有りきの会議とマイナス思考

経営会議とか営業会議の話題なんですけど、結論ありきの議題が出てくるって事あるじゃないですか?

つまり経営トップなり上席の人がもう決定してしまっているんだけど、それを補強するというかコンセンサスを高めましょうみたいな感じで通達じゃなくて一応会議でみんなの意見を募って内容を検討するみたいなね?

例えばそうですね営業会議において単価の安い商品の販売はお客からのリクエストが無い限りは極力売らないようにして高額商品の販売にシフトして行きましょうみたいな議題が社長から出てきたとしましょうか?

じゃ出席者の皆様のご意見を端からなんて感じで進行していた時にですね、余り利益にならない低額商品であっても新規顧客開拓に非常に有益かつ必要な商材であって、いきなり高額商品を販売出来なくても先ず取っ掛かりとして、単価の低い消耗品を買って貰って次のステップに繋げる手法も成果を上げているんだから、その意見には賛同できませんなんて確固たる意見を発言したとしましょうか?

そこでねひと通りの出席者の意見を踏まえて議論を進めていくのでしたら正しい進め方なんですけど、ここでいきなり社長が割って入ってきて、何をお前はマイナス思考な事を言っているんだ!、限られた営業リソースの中での営業活動を考えたらそんな安い商品を販売しているだけで、かかる時間と手間は高額商品と余り変わらないのに、営業手間を考えたら赤字なんだぞ!もっと前向きに考えてくれなきゃ困るよ、お前も営業主任なんだからちょっとは経営面の事を考えろ・・。

なんて展開になったらどうですか?

まぁ上層部での決定事項としての内容でしたら、ちゃんと営業会議での議論の前にしっかり背景を含めた説明を致しまして、これこれこーゆー訳でこのような営業方針に決定いたしましたので、この会議ではより具体的にどのように現場レベルで行動していくか話し合いたいと思います、みたいな感じで議事進行をする必要があるわけですよ。

会議なんてものは出席者全員を拘束致しまして営業会議でしたらその分だけ各自の営業時間を会議に割かれちゃうわけですから、既に決定事項なのか単なる一つの提案であってその是非について話し合って方向性を決めていくのか、そのあたりをはっきりしませんと無駄な時間を全員が共有する事になってしまうのですよね。

特にね社長とか上層部の人間が積極的に発言した意見を自分と合わないからといってマイナス思考だって決めつけちゃうのはやってはいけないと思うのです。