客先での気後れと売ってやるの気持ち
社会に出て営業社員として働き出して客先に訪問するのに気後れするみたいな間隔はだいたい営業マンになってから10年位は有りましたかね?
なぜかと原因を聞かれてもはっきりした答えは無いのですけど、まぁ売りたい気持ちよりも見ず知らずの相手に飛び込んで営業活動をするのですから、歓迎してくれるところなんてのはあるわけもなく基本的に迷惑な存在なんですから、そんな相手の反応に気後れしていた事が大きいのではないかと思います。
私の場合は運良く二十代の頃から40歳位までは経済成長していたといいますかバブルの頂上に達するまで右肩上がりの成長をしている日本での営業の仕事ですから、なんだかんだいってもちゃんと仕事に取り組めば一応はそれなりの売上が上がる時代だったわけですけど、それでも客先訪問への気後れってのは払拭するのに10年以上かかったわけですよ。
その営業活動に対する気後れが徐々に薄らいでくるのですけど私の分析としては2つの理由が考えられます。
一つは社内での立場が社歴が長くなって役職が付くようになった事で売上目標がより大きくなってきただとか、売上目標達成へのプレッシャーが景気の低迷みたいな外的要因も有るわけですけど、とにかく売上に対するプレッシャーをより大きく感じるようにまたはプレシャーがかかるようになってきて、気後れなんてしては居られなくなったってのは大きな要因です。
まぁこれは若い営業マンの方でも売れなきゃ今日の飯が食えないなんて状況であれば気後れなんてのは感じている余裕は無くなってしまうのではないかと思います。
もう一つの気後れしなくなってきた理由原因は売るんじゃなくて買う人を探すのが営業の仕事で心の中では買ってもらうんじゃ無くて、売ってやるんだって気持ちが持てるようになってきたからだと思います。
まぁこれは今でも昔の勤め人時代でも同じなんですけど、自分の売り込む商品は他社と比べても引けをとらないとか、ここは負けちゃうけどここの部分はこっちの勝ちみたいに、商品に対する自信の拠り所みたいなものを見つけて又は勝手に想像してから営業に出かけるようになったからじゃないかと思います。
なんて以上の事は全て建前で本当の理由を書きますと単に年令を重ねて心が図太くなって少々の事じゃ動じなくなってきたといいうか、ある方面においては感度が鈍くなってきたってのは本当の原因でしょうね。
ですから営業の仕事を始めてみたけどどうも客先に訪問するのに気後れしちゃうなんて人でもね、何年も経てばぜんぜん平気になってますから大丈夫ですよ。