人件費削減方法と社員の士気

経費削減の中でも人件費の削減は中々手を付けにくい場合が多いですし、会社の規模が小さくなるほど人件費の削減は実行が難しい代物なのですが、今回のコラムでは人件費削減について思うところを書いてみようと思います。

まず人件費の削減は大きく分けて3つの方法がありますが、一つは現在雇用している社員構成はそのままで給与やボーナスの支給額を下げてしまう方法で2つめは正社員をパートや契約社員に変更してしまう方法、最後は社員を解雇してしまって人員を減らす方法がありますが、必要最低限の人間だけを社員として残して後はパートや契約社員で補充しつつ全体の人数も減らしてしまう複合技もありますね。

まあ、上記のどの方法を選択しても社員の士気は下がりますし、その前に役員報酬をカットしたり様々な経費削減に取り組んだ上での人件費削減策になると思いますが、普段からガラス張り経営を実施しているかどうかが、社員が人件費削減策を受け入れてくれるかどうかのポイントになると思いますし、経営者の人格も大きな要素になってくると思いますね。

社員が普段から売上や会社を維持していくために必要な経費の支出の内訳を知っていればある程度の理解が得られる場合も多いと思いますが、背景が分からない状態で経費を削減の一環で給料カットを突然言い渡されてしまいますと、士気はもの凄く落ちますよね。

経営者にとっては会社の存続が最優先課題になると思いますが、社員にとってそれは間違いなく二の次の話でありまして、自分の生活を第一に考えるのは当たり前ですよね。

さて、人件費の削減やリストラにあたって良く言われるのが、仕事が出来る社員から先に自分から辞めていってしまうって事ですが、これは事実その通りだと思います。

まあこーゆー事も含めて経営だと思いますが、人件費の削減はとてもデリケートな問題なのです。

追伸
2008年より大型の不況に突入して、大恐慌の一歩手前まで来ているのが今の日本の現状かと思いますが、企業が人件費を削減して労働者の購買力が落ちて、特に住宅の購入に強いブレーキがかかって、さらに景気を悪化させていく、負の連鎖が始まってしまっていますね。

だからと言って自分の経営する企業では大盤振る舞いするような事をやっていましたら、倒産に向かって舵を切ることになってしまいますから、中々景気と経済と経営は難しいのです。

まあ一番の大赤字の国は人件費の削減には中々手を付けませんが、こちらはさっさと手を付けて欲しいものです。