家賃の値下げの交渉方法
日本では大家は店子より強いって概念が昔から有りますが、現代では賃借人と呼びますがお金を払っている方は間違いなくお客なのでありまして、経費削減を考える場合において、固定費を削減できるのが家賃の値下げ交渉なのでありますね。
まず大原則としまして家賃なんてものは現在では地価も落ち着いていますし新築から築年数が経っていくうちに徐々に建物の資産価値が落ちて空きが出た場合の家賃は下げざるを得ませんし、建物に対する固定資産税も徐々に下がってくるのですから、家賃の値下げ交渉の余地は全ての、テナントビルに有ると言えるのでは無いでしょうか?
さて実際の家賃値下げ交渉の方法ですが、まずは交渉に臨む前に付近の地代家賃の相場を調べることから始める必要が有りますが、これはインターネットから調べても良いですし、実際に不動産屋さんを回って調査しても良いと思いますが、とにかく先ずは今支払っている家賃が適正なのかどうかと、交渉の余地があるのかを自分なりに調べておく必要が有るでしょうね。
調べてみて今よりも安くて良いテナントビルがあれば移転しても良いですし、今使っているビル周辺で空き物件が多ければ交渉もし易いですから、兎に角しっかり調べる必要が有るでしょうね。
調べが終わりましたら大家さんに直接交渉するか、管理会社を通じて交渉するのかになりますが、出来れば値下げ交渉の時期としては契約更新時期の半年位前の時期がよいのではないでしょうか?
基本的には単刀直入に次回の契約交渉時に家賃を下げてくれと言うしか無いのでありまして、出来れば希望家賃を相手に伝えて他に良い物件が有れば移転することも伝えてしまって良いでしょうね?
まあ現在は不況で倒産する企業もとても多いのが実情ですから、過去に家賃の滞納などの問題がなければ、交渉成立する可能性が高いと思いますよ、なにせ優良なテナントさん確保は何処のビルオーナーも苦心しているのが現実ですからね。
家賃の値下げ交渉をするしないは経営者の方の自由なのですが、経費削減で人件費を削減するのでしたら先に地代家賃を考えるべきでしょうし、駄目で元々くらいの気持ちであっても成功すればストレートに毎月の固定費が下がるわけですから、どんどん交渉した方が良いと思いますよ。
例え一万円の値下げであっても企業が営業を続ける限り、基本的に地代家賃が発生するわけですから10年間で考えてみますと120万円物経費削減になるのです。