営業マン不要の時代は来るのか?
非対面販売の拡大
インターネットの普及というよりもスマートフォンの普及により、人々の手のひらに売り場がやってきまして手間も時間も情報量も圧倒的にネット販売がアドバンテージが高いということで、残念ながら店舗での対面販売は苦戦を強いられていますね。
また昔から営業社員がお客様先に足を運んで営業活動を展開する不動産業や、店舗での接客を重視してきた自動車販売の世界においても自社のWEBサイトを充実させたり、営業マンのスキルに左右されない販売実績を確保しようとしていますね。
そういった現状を考えると一般消費者向けの営業職の重要度は低くなる事はあっても高くなることは無いと言い切れますが、では営業という職は絶滅してしまうのでしょうか?
増加するモンスタークレーマー
まず年を追ってモンスターと言われるクレーマーが増加しているのはご存知のとおりかと思いますが、いくらAIが発達したと言っても対面でのカスタマー対応は生身の人間でないと対応できないですし、クレームを納めるみたいな作業はまだまだ人間でないと難しいでしょう?(ただし吉野家の「生娘・・・」発言のように自らクレームの元を作り出してしまうのは人間というデメリットがありますが)
長年の信頼関係をAIは構築できるのか
人間不要とかAIに置き換え推進派の方は人は感情を持っていてAIは永久に感情を持てないという解決できない課題が有るという事をどのくらい認識されているのでしょうか?
AIが企業の一員としてカスタマーとの信頼関係構築の力になる事はまちがない無いと思いますが、感情を持った人間が感情的になった状態で上手に対応出来るのはやはり人間ではないでしょうか?
いい加減にしないと人が不要な存在になりますよ
昔話ですが在る大きな商家で奉公人を何人も抱えていた店のご主人が、どうも大勢の奉公人に給金を支払うのが無駄ではないかと思って、思い切って奉公人を半分にしてみたら半分でも店は回ったのだそうです。
そうして店の主人は残っていた奉公人を解雇してみたら、それでもなんとかお店は運営出来たのでした。
次は奥様を実家に返して一人でやっても店は回る、そして最後には自分も不要では無いかという事で・・・がお話の粗筋です。
このお話ほどじゃないですけど人間不要に向かいすぎる昨今はどこかでブレーキをかけないと、お金を稼いで物品を購入す消費者がどんどん減っていってしまうと思うのです。
だってAIがどんどん人間から仕事を奪っていって賃金をもらう労働者を減らしていったら、一体だれに商品やサービスを販売すれば良いのでしょうかね?