通信費削減で長電話の増加?

外出する機会が多い営業マンとか取引先との電話でのやりとりが多い企業などでは、電話料金(通信費)のコストが、かなりばかにならない額になって参りますから、光電話にしたり分計のシステムを取り入れたり、携帯電話同士の無料通話を活用したりと色々と手段を講じるのでありまして、上手に削減しますと電話代(通信費)が半分位になった事例も数多く有るようですが、聞くところによりますと、それによって無駄な電話や長電話が増えてしまうって事も有るようですね。

例えば携帯電話を例に取りますと、ソフトバンクモバイルですとかウィルコムなどで同じ携帯キャリア同士であれば無料通話なんて料金契約形態が有りますが、このような無料通話が無かった時代でしたら外出先の営業マンは携帯を使うにしても極力、短時間で会話を終わらせるようにしていましたし、長電話になりそうだったら公衆電話で改めてかけ直したり、ましてや営業マン同士がお互いに外出先で、連絡を取り合うなんて事は無かったと思いますが、無料通話になるとこれが状況変わって来てしまうのですよね。

つまりその無料通話だったら幾ら喋っても料金がかからないのだから長電話しないと損だとも思う意識が強く働くのでしょうけど、営業マン全員に携帯電話を持たせてその営業マンたちが営業で外出中に情報交換し合うって言いますか、雑談に携帯電話を活用してしまいますと、まぁ相当な営業時間の減少になってしまう訳ですよね。

同様に企業の本支店や各営業所を社内回線で結んでしまったりインターネットを使ったIP電話で、社内での電話は全て無料に致しますと、今までかかっていた営業所と本社とか営業所間の通信費(電話料金)は無料になりますが、社内電話を使った無駄話がとても増えてしまう場合も多いのでは無いでしょうかね?

例えば正社員で考えて給料が安くても正社員であれば、給料やボーナスや社会保険料など諸々の諸経費を考えますと、どんなに安くても時間給に換算して 3,000円はかかっているはずですが、これを一分間で考えると50円/分って事になるのですが、通話料が高い携帯電話だってココまでの料金にはなりませんから、無駄な長電話が増えますと、電話代(通信費)の削減をした以上に、余分なコストがかかってしまっていたり、仕事の効率が落ちてしまったりしますので、注意が必要ですよね。

まぁこれは多くに言える事ですが目に見えて出ていくお金は注意を払いやすいですが、一部を切り取ってお金に換算しにくい部分ってのは経費削減が後回しになってしまったりするのですよね。