フレックスタイム勤務の落とし穴(弊害)

私は独立開業するまでは長くパッケージソフトウェアを開発する企業に務めていたのですが、ソフトハウスや研究開発型の企業で多く取り入れられているフレックスタイム勤務について今回のコラムで思うところを書いてみようと思います。

さてまず私の知っているフレックスタイム勤務についてどんなものなのか書くことから始めてみようと思いますが、自由出勤の自由退社ではありますが完全なフレックスタイム勤務である場合は稀で、実際はコアタイムなる時間が設定されていまして、例えば午前11時~午後の3時まではコアタイムでその間には出社している必要が有って、それ以外の時間関してはいつ出社しても良いし退社時間に関しても何時に退社しても構わないって感じでしたね。

確かフレックスタイム制が導入された当時は、コアタイムが終わるやいなや仕事を自宅に持ち帰ってやっていても構わないような感じだったと記憶していましたが、いつの間にか社内から情報を持ち出すことは情報漏えいの危険性が有るって事で、自宅持ち帰りは禁止になったような記憶があります。

でね、フレックスタイム制の勤務ってのは時間的な拘束が緩やかで恵まれた職場のように感じますが、実際のところで書きますと仕事の割り振りとか目標設定がいい加減ですと、社員が遊んでしまうような感じになってしまって能力を引き出しきれなかったり、逆にフレックスタイム制とは名ばかりで社員が寝る間も削って仕事をこなさないと、全然仕事が片付かないような悲惨な状況になってしまうのではないでしょうかね?

なんと言いますか日本人てのはまだまだ勤勉性が高くて与えられた時間や仕事の中では一生懸命仕事をして結果を残すことに秀でた民族ではないかと思うのですが、逆に自由な部分を上手に使って仕事の効率を上げて良くようなスタイルは苦手なのでは無いでしょうかね?

私の場合で言いますと、私は経営者ですから完全フレックスタイム制なのですけど、なんとなく毎日定時までに仕事をやり遂げるように仕事の開始時間を調整致しまして、時には朝の三時から仕事を開始してしまったりするのでありますが、やはりフレックスタイム制を上手に使いこなすことは無理なのではないかって思っています。

そんな訳では無いでしょうが、聞くところによりますと一度はフレックスタイム制を導入した企業も、どうも効率が上がらないとか社員が過労死してしまいそうだからなどの理由で導入したフレックスタイム制を廃止して元に戻している企業があるそうですから、日本人には合わなかったのでは無いでしょうかね?