ギリシャショックと株価の下落

一時期持ち直した株価がギリシャの債務問題で一気に下落しておりまして、一説によりますと金融不安からくる経済の停滞を危惧して売りに走った投資家が多かったことと、ユーロ圏加盟のギリシャの債務の問題で円高が進んで輸出産業に打撃を与えるとの見方から今回の株価の大幅な下落は起きたと言われていますよね?

思うに株価なんてものは上がるときもあるし下がることも有るのは当然の話でただ少し急な変動が有ったときに、色々と支障が出てしまいますが経済は生きている証でしょうって気楽に考えることも出きますが、どうも株価は経済の状況を反映していますのでまたしても、大量の失業者が出てこないとも限りませんよね?

さて投資家さんの心理は人によっても違うでしょうけど、大金を動かしているわりに?いや大金を動かしているからなのかもしれませんが、悪材料を見付け出すのが素早くて直ぐに女医ほうが広まりまして、更に悪材料への懸念が人の心によって加速されて行くような気が致します。

今回のギリシャショックの場合はEU加盟国でユーロという共通通貨を使っているから少々問題が大きくなったとは思いますが、実際に過去にも財政破綻した国も有りましたし、少し前にはドバイショックなんて事も有りましたけど、どれも時間はかかったかもしれませんけどちゃんと回復していますからね?

思うに単純に考えますと株価が右肩上がりで上昇するだけなら誰も損しないしみんなハッピーなんですけど、どうも空売りとかテクニカルな手法が発明されてから、株価が下がっても儲かる場面が出てきますので、それも下がる要因になっているのだろうと思います。

※空売りとは?
例えば誰かから100円の株を借りてきて100円で売却します、値段が90円に下がったら買戻して借りた人に利息を付けて株を返却しますと売買間の差額が儲かるとの仕組みで、空売りをする人は株価が下がれば下がるほど儲かりますから、悪材料をうまく利用するのだと思います。

どうも実体経済と株価が徐々に離れて行くような気が致しますし、そもそも過去のマネーゲームのおかげで実体経済に悪影響を受けた教訓が未だに生かされていないような気がするのでありまして、こんなにマネーゲームや株価の変動で実体経済が振り回されるのであれば、株式公開なんてこぞって止めてしまえば良いのではないかと思います。

ほんとにもうマネーゲームなんてものは禁止してしまえば良いのでは無いでしょうか?