大本営発表

営業マンの士気を下げないために発表される脚色した情報

全国に支店や営業所を持って営業展開している会社は特にそうだと思いますけど、営業マンの士気と言いますかモチベーションの低下には非常に神経質になりますよね?

会社には大本営なんて部署は有りませんから社長直轄の営業本部とか営業推進部とかそーゆー類の部署が発表する広報になります。

最近市場に投入した新製品の評判が悪くて、返品とクレームが大量発生しているとかライバル他社とのバッティングに連戦連敗状態なんて事になりますと、そんな話が全国の営業マンに伝わっては困りますから大本営発表になるわけですよ。

大本営発表が行われるのは営業本部ですとか本社の販売に関する中枢部になるわけですけど、たった一件の競合に勝った事例を大々的に取り上げまして、やっぱり当社の製品は他社に負けないんだとか、全国的に苦戦している中でも比較的検討していてまともな数字をあげている営業所を取り上げまして、これは製品が悪いとか競争力が劣っているんじゃなくて、やり方が悪いんだ!ここの営業所を見てみろ・・とかやるわけです。

大本営発表ですから持ち上げた営業所が後になって返品の山とクレーム処理に追われることになってもそんな事は一切アナウンスしませんし営業所レベルがダメなら個人の営業マンレベルを取り上げて大本営発表を繰り返わけです。

でねそんな大本営発表も限界が来てしまいましたら、今度は今の製品を大幅に改良した製品を開発中でそれが発売されたら今までの劣勢を一気に挽回する販売攻勢をかけられるから、それまで今の製品を頑張って売ってくれとか何とかして営業マンのやる気を削がないように大本営発表を繰り返すわけですよね。

私も経験が有りますけど自社製品の評判が悪くても競争力が低くても経営者とか営業本部みたいなところは口が裂けてもネガティブな事は言い出しませんし、せいぜい何年か経過して昔を振り返ることが出来るようになってから、あの時は酷かったななんて平気で言い出すわけですよね?

まぁ余計な事は心配しなくて良いから後の事は考えないでとにかく売ってこいなんてやつも有りますけどね?

こんな状態の時に一番苦しいのは中間管理職の人たちで、部下には上司から降りてきた大本営発表を伝えなくてはいけませんし、部下からの不平不満は握りつぶさなくちゃいけませんからね?

ただ大本営発表を繰り返す営業本部ってのは、市場とか現実が見えていない能なしの集まりなのか、それとも人間性に問題がある人の集まりだと思いますから適当に仕事して今後のことをよく考えたほうが良いと思いますよ。

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