買物代行業の開業

限界集落の出現ですとかどうも高齢化が急速に進みまして、都会ならいざ知らず地方都市など車で出かけないと買物が出来ない地域において買物代行業が商売になるのではないかといった動きが出ているようですよね?

確かに需要はそれなりに有るでしょうし、今後増えてくる事も間違いないと思いますが今回のコラムでは果たして商売として成り立つかどうかを考えてみたいと思います。

さて買物代行業についてまず頭に浮かぶのが競合と言いますか、一定レベルの需要が出てきたところで総合スーパーなどが宅配事業に力を入れてきて、代行業が成り立たなくなってしまう可能性が有ることです。

この辺りは商売の厳しいところで、採算に合わない間は大手資本は参入してきませんが一定以上の規模になると一気に乗り出してきて、既存の零細業者を上回るサービスと低価格で顧客を奪ってしまうって事が良く有りますからね?

次に採算ベース、ラインについて考えてみますがまぁ顧客として買物代行業者に支払う金額としては一回500円位が妥当と言いますか、車で出かけた時のガソリン代とかタクシーなどを使うより安くて便利って金額がせいぜ一回500円かなって勝手に思っています。

この金額で採算ラインに乗せるとなりますとお客さんが週に二回買物を頼むとして顧客を100人確保した場合で考えてみますとこんな感じになります。

月8回×500円×100人=400,000円

この計算ですと100人の固定客を確保して売上高で40万円ですからそこから諸経費を差し引きまして月当たりの粗利益で30万円ですから、このへんが損益分岐点、採算ラインになるのでは無いでしょうか?

固定客100人に仮定した場合の平均的な一日の配達件数は30件程度になりますが、社員一人が移動して配達出来るのはせいぜいこの位の件数ではないかと思いますので、採算ベースに乗ったとしても、それなりに利益を出して行くことはかなり難しいような気が致しませんか?

それとこれは私の勝手な推測ですけど、その昔は随分と多かった移動販売のスーパーみたいなのが復活してくるのではないかと思うのですよ。

ほら車に様々な食料品を中心に積み込みまして各集落を回りまして、ついでに買物代行業のような事まで引き受けてくれるあれです。

昔は結構多かった記憶が有りますが採算に合わないって事で随分と姿を消したようなんですけど、また社会情勢が変化してきまして、買い物難民的な人が増えてくる感じですので、買物代行業よりもこっちのほうが伸びてくるように思っているのです。