販売促進
販売促進とは、何らかの対策をして販売量を増やす作戦なので有りますが、短絡的な人になると、販売促進イコール、キャンペーンを行う事と考えている 人も少なくないようですの、今回は販売促進とキャンペーンの関係について考えてみたいと思います。
販促関係の事を考える企画関係の人の中には、何はともあれキャンペーンを行う理由を考えてネーミングから入っていく人も少なくない のではないでしょうか?
”開設10周年キャンペーン”とか”ご愛顧感謝キャンペーン”とか”販売台数1000万台達成キャンペーン”等のキャンペーンです が、キャンペーン企画好きの人は、何でもかんでも理由になれば、とにかく結びつけてキャンペーンにしてしまう人も中にはいらっしゃるのではないでしょう か?
つまり順序として例えばですが”創立10周年だから何かキャンペーンをやろう”・・・じゃあ”創立10周年キャンペーン”にしよ う。・・・・キャンペーンの内容はどのような形にしようか・・・そんな順序でキャンペーンが開始される場合が多いのであります。
しかし、がしかし販売促進=キャンペーンを打つ事ではないのですね?
キャンペーンをやっての販売促進はそれなりの費用がかかりますが、営業ツールを見直すとか、商品やサービスの質を向上させて、市場 での競争力を向上させるとか、場合によっては日報の仕組みを変えるだけで、下手なキャンペーンを打つよりもよっぽど効果的な販売促進になる場合も実に多い のであります。
キャンペーンを販売促進の為に企画する場合の、重要な肝はキャンペーンを行うことが目的でもなんでもなく、他に目的(売り上げ向上 とか知名度向上とか)有ることを念頭に置いておくことが重要なのですね?
まあキャンペーンの為のキャンペーンとしてしまえば販売促進の目的が薄れてしまって、キャンペーンは成功したか全く分からないで、 まあ盛り上がったからいいかって事にもなりかねませんからね?
追伸
キャンペーンは実はマイナスから始まって、キャンペーン終了時(又は終了後ある程度期間がたってから)にプラスになったのかマイナ スになったのかの答えが出てくる代物なのです。
マイナスから始まっての意味は、企画を考えたり準備をしたりすることで、人的パワーを必要として、場合によってはノベルティグッズ を作成したり、キャンペーン費用を計上したりするわけですから、客観的に見れば大部分のキャンペーンはマイナスから始まることは明白なのです。
ところがこのキャンペーンはマイナスから始まるって事を理解していない方が実に多いのが実情で、キャンペーン=販売促進=売り上げ や利益が向上するの単純な図式で考えている、人が多いのは事実ではないでしょうかね?
キャンペーンはマイナスから始まるって事の認識は非常に大切だと思います。