社内キャンペーン
表に見えないキャンペーンとして社内キャンペーンってものがありますが、今回は社内キャンペーンについて考えてみたいと思います。
社内キャンペーンといいますと、営業的なインセンティブが絡む形が一般的に多く、月間とかある程度の期間を決めて、目標金額に対す るインセンティブを設定する場合が非常に多くあるわけですね?
そのキャンペーンのインセンティブですが、下はクオカード一枚とかテレホンカード一枚のような、ささやかなキャンペーンから始まり まして、一部企業では数十万円に達する金銭的なインセンティブになる場合があります。
ここで気を付けることは、社内キャンペーンの対象が、数字を作る部署つまり営業社員だけのように、社内でキャンペーンの恩恵を受け ることが出来る社員と、キャンペーンには全く関係のない社員が出てきてしまった場合に、関係ない社員のモチベーションが下がらないようにする必要が有ると 考えます。
確かに営業は数字を作る事に追われて大変な思いをする場合が多いのは事実ですから、営業部門としては、たまの社内キャンペーンで良 い思いをしても、良いのではないかと感じると思いますが、社内キャンペーンの蚊帳の外に居る、間接部門、事務部門の社員は口には出しませんが、羨ましく思 う場合も非常に多い筈です。
営業から言わせれば、じゃあ営業に移ればいいではないかと思う、営業マンも出てくる事は充分に予想できますが、全てが営業社員で会 社は運営不可能ですので、一部社員だけを対象にした社内キャンペーンはモチベーションが下がってしまう社員も出てきてしまう場合が有りますので、充分な社 内での検討が必要ではないでしょうか?
さらにもう一つ、社内キャンペーンについて注意したほうが良いと思う点
社内キャンペーンで対外的には一切告知していないにもかかわらず、営業先でお客に対して社内キャンペーンを理由に、購入を訴える営 業社員が出てくる場合があります。
「今、うちの社内で○○キャンペーンをやっていまして、成績を上げなくちゃいけないんですよ、ですから今日、購入してくれません か?」
まあだいたいこんな風な、言い方で情に訴えるっていいますか、とにかくお客の事は関係なく、お客に関係のない社内キャンペーンの事 を持ち出して、お客に購入を頼む営業マンが出てきてしまいますが、ちょっとお客の立場で考えれば、言ってはいけないって分かると思うのですがね?
※似たような例で今月決算だから買ってくれとか、今月売り上げが思わしくないのでなんとか助けてくれって感じで、お客にアプローチ をする営業が多数存在いたしますが、お客の為になる提案をしないで、情に訴えるこのような売り込みばかりしてる営業マンは長続きしないと思います。
しかし、社内キャンペーンでも何故か、売り上げが上昇する場合が多いですから、社内キャンペーンも減らないと思います。
つまり、インセンティブを伴う社内キャンペーンは対外的なキャンペーンよりも、色々考える必要が有るのではないかと思っています。