キャンペーン症候群

キャンペーンを行うと、それなりに売り上げが伸びるので頻繁にキャンペーンを行うようになり、やがてキャンペーンを終了すると、全く売り上げが上が らないような状態になってしまい、いつしか年間を通じてなんらかしらのキャンペーンをやり続けないと売り上げを確保できなくなってしまっている状態の企業 も存在しますね?

こうなると一年中、なんらかのキャンペーンを行っているわけですから、キャンペーンをやっているのが当たり前になって絶えず次の企 画を考えて、ノベリティ商品を用意して告知用のチラシやポスターを準備してと、もう日常業務の一部になってしまいまして、商品やサービスを提供する際にか かる原価コストが最初から一定額上積みされている状態になってしまいます。

とはいえ、キャンペーンをやることを停めてしまったら、売り上げは急降下してしまうわけですから、それこそ自転車が走っている状態 で動きを止めれば倒れてしまうわけですね?

実は、大きな販売促進キャンペーンをやればやるほど、終了後の反動が大きく、キャンペーンを始める毎に販売にかかっていた労力より も、キャンペーン終了してからのほうが、さらに大きな労力をかけないと販売できない場合が多々あることを、心に刻んでおかなければいけませんね。

同じ事ですが、販売促進の為にキャンペーンをいつもやっていると確実に営業社員の営業力が低下してきてしまいます、はいこれはもう 確実なのであります。

営業マンの経験が浅く、なかなか売り上げを確保できない場合に会社としてなんとか経験の浅い営業マンが楽に売れるように、キャン ペーンをやってあげるわけで、全く営業を助ける行為なのですが、これによって経験の浅い営業マンの能力アップはなかなか出来ませんし、中堅クラスの営業マ ンの中でもキャンペーンを使って売り上げを上げるのになれてしまって、キャンペーンがないと売り上げを作れない営業社員を作り出してしまうわけです。

売り上げを作るためにはキャンペーンをやって費用をかけて、営業マンの力を奪っていくよりも、費用をかけるなら商品やサービスの質 を向上したほうが、一時的なキャンペーンを打つよりも、安定して売り上げを上げることが出来るのです。

つまり、たまにはキャンペーンでもやってみようか

キャンペーンで売り上げが向上する

キャンペーンを止めると以前よりも販売が大変になる

又キャンペーンを始める(ご好評にお答えしてって感じですかね)

キャンペーンが何時しか年中行事になる

営業マンはキャンペーンがないと売り上げが作れなくなる

このような末路はさけたいですね?