自己破産急増について考える

現在の日本では物凄い数で自己破産者が増えているそうで、自己破産予備軍と言われる多重債務者を含めますと、日本人の百人に一人じゃ済まないような数になっていると推測されていますが、今回のコラムではこの故事破産について思うところを書いてみようと思います。

自己破産者急増の原因についてはクレジットカードの普及であるとか、安易な借金で贅沢な生活をする人が増えたからだとか、貸出側の与信管理能力が低いとか色々言われていますが、右肩上がりで経済が発展して、収入が増えるって構図が完全に崩壊しているのも原因の一つではないかと思います。

バブル経済を経験した社会人が働き盛りの年代に入っているのですが、その時の感覚から抜ける事が出来ないのではないでしょうか?

バブル当時は住宅ローンにはステップ返済ってのが有りましたが、支払い開始から5年くらいは支払額がかなり少なくて5年区切りで支払額が増えてくる住宅ローンの支払方法ですが、これは右肩上がりで経済が発展して毎年、当たり前のように昇給して収入が増えるって前提に立っていたと思います。

所が今はどうでしょうか?

自分の収入が5年後に増えているって確信が持てる人は少数でしょうし、10年後ともなりますと、日本国そのものも一体全体どうなっているのか、もしかしたら国自体が破産状態になって貧乏国になっている可能性だって有りますね?

収入が増えない事が当たり前になってきて、減る可能性だって有るわけですし、さらに原油高を背景とした物価の高騰や、地球温暖化による世界的な食糧不足に伴っての食糧価格の高騰などは、かなり高い確率で現実になってくると思います。

そんな事が現実になりますと、多少収入が増えたとしても支出が増加してしまうわけですから、減収と同じですし収入が減ってしまえば、人によっては借金をして生活を維持する事になってしまいまして、最後には自己破産に辿り着いてしまう人も出てきてしまうのではないかと思います。

資本主義経済の原則として、お金はお金のある所に集まりますし、破産や倒産も資本主義経済の中では必要な現象とされているのではありますが、自己破産になってしまう人にとっては笑いごとではないと思います。

私が思うには自己破産者急増に対しては、まず学校教育の段階からお金や経済に対する教育から始めるべきではないでしょうか?

現金が足りなくて借金をすれば、その場は現金を手にする事が出来ますが、利息を払わなくてはいけないので、利息の支払いが加算されてさらに貧乏になっていくのでありまして、そんな初歩的なことでさえ、小中学校ではちゃんと教育していないのではないでしょうか?

自己破産とか多重債務だとか取り立ての実態だとか、政府がビデオでも作成して社会に出る前に、お金に対する知識や注意点を叩きこんでから、社会に出してあげるべきだと思いますね。

働き盛り以外にも若者の自己破産も急増しているのでありますから、こんな教育も効果的なのではないでしょうかね?

追伸

社会の二極化が叫ばれていますが、総中流社会ってのは二度と戻らないような気がいたします。

自己破産者も増える事は有っても減る事は当分無いのではないでしょうか?