打たれ強い性格と鈍感力

確か小泉元首相が支持率の低下と四方八方から袋だたき状態でギブアップ寸前の安倍総理に対して、鈍感力が大切だって言葉を贈った事で渡辺淳一さんの 鈍感力って言葉が有名になった気がしますが、まあ確かにやたらと敏感って事はえてして過敏になってしまうので有りまして、花粉症などは飛散する 杉の木に対して過敏になりすぎてしまった結果かも知れませんし、やたらと他人に対して攻撃的な人は他人の目や考えや行動に対して過敏に反応しすぎている状 態なので有りまして、確かに今の日本人には少し鈍感になって貰ったほうが良い人が沢山居るのかもしれませんよね。

ただまあ余りに鈍感ですと今度はKY(空気読めない)とか顰蹙を買ってしまうのでありまして、余りに鈍感なのも考え物ではありますが、 まあ基本的には鈍感な人が多い方が住みやすい世の中が出来上るような気も致しますね・・特に最近日本全国で増殖中のクレーマーも一寸した事に過敏に反応し て過剰な攻撃的な行動に出る人達ですから、鈍感力を身につけて欲しいところですが、まあ無理でしょうかね。

それと鈍感力を持っている人は打たれ強い性格も兼ね合わせて持っているのだと思いますが、どうも世の中が殺伐としてきましてストレスに よるノイローゼになってしまう人が増えていると聞きますが、私は生まれてから学校で学んで社会に出るまでの間に、鈍感力が鍛えられていないまま社会に出さ れてしまっているのが原因では無いかなって思いますね。

聞くところによりますと、何時の頃からか小学校の運動会では順位を付けなくなったり、トイレ掃除を生徒がやらなかったり、教師の体罰が 完全に禁止されたり、無意味に生徒に対するプレッシャーやストレスを排除する方向になってしまったのでありまして、これでは耐性が付かないと言いますか、 鈍感力なんてものは最初は小さいうちに少々のストレスやプレッシャーを与えまして慣れていかないと身につけるのは難しいと思うのですよね。

そんな訳ですから現在の学校教育では、鈍感力を持った子供は出てこなくなりつつ有るのでは無いでしょうかね?

追伸
打たれ強いと言えば昭和の時代に青春時代を過ごしたプロレスファンの方でしたらラッシャー木村選手を思い出す方も少なく無いのでは無いでしょうか?

聞くところによりますとラッシャー木村選手は引退してしまって、雄志を見る事は叶わないようですが、少々の事が有ってもプロレス中継の 観戦で気分が変わった昭和の時代を懐かしく思う今日この頃なのです。

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