生活保護予備軍の急増

報道によりますと生活保受給者はハイペースで増えているそうなのですが、申請に関する敷居の高さですとか財政難のおりから極力生活保護の支給を抑えようとする自治体の努力?のかいも有って予備軍と言われる人達が大量に宙に浮いた状態に留まっているような気が致します。

さてワーキングプアいう名称を始めて聞いたのは数年前の話ですが不景気の折、アルバイトやパートタイムの時給では1000円が良いところで、一日8時間働いても最終的な月の手取りは15万円そこそこですし、独身でしたらまだ何とかなるのかもしれませんが家庭を持っていたら、とてもじゃないけど生活は成り立たないと思います。

ここでの矛盾は随分と指摘されていますが、フルに働いて手にする賃金と生活保護受給の金額との逆転現象が起きているのでありますね?

何と言いますか元気に働けるうちは例えワーキングプアな状況であってもまず生活保護の申請は認められませんし、自分で何とかするしか無いのが現実ですからまともな生活給を手に出来る仕事を見つけるか、運良く生活保護受給の資格を手にするかのどちらかってのはおかしいと思いませんか?

なにせ正社員の有効求人倍率は0.5以下の状況ですし、地域によって格差は有りますしその正社員の求人の中には、相当賃金の安い求人も含まれていますからね?

この解決策は簡単には見つかりませんが、まず政府は景気回復のために消費を刺激しようとエコポイントですとか、高速料金の改訂などで何とか消費を刺激しようとっしてますが、なにせ労働者の賃金水準は下がり続けていますしなにしろこれだけワーキングプアな人や生活保護予備軍が増えているのでしたら、簡単には消費は伸びないでしょうね?

確か今から30年ほど前には一億総中流社会なんて日本を形容した時代が有りましたが、すっかり中流家庭が減ってしまってかなりの数が下層階級?に落ちてしまったような現実ですが、一番大きいのは住宅ローンを始めとする住居にかかる家計負担が大きかったせいで中流家庭が減ってしまったような気が致します。

もちろんいまの現状で土地の価格や住宅価格が一気に値下がりしたら、デフレが加速して大変な状況になってしまうとは思いますが、生活保護予備軍の数を長期的に減らして行くためには、生涯賃金の10%で持ち家が買えるような価格誘導がなければ、働いても働いてもそっちに支出が取られて生活は豊かになりませんし、貯金をしたり消費する前に住宅ローンの支払いに収入が消えてしまうのが実情では無いでしょうかね?