企業業績と外部要因

パナソニック、円安で利益350億円なのだそうで、内情は色々と企業努力をしているのでしょうけど外部要因の影響は場合によって業績決定要因の大部分を占めてしまいますね。

私自身は営業畑が長くて営業マンとしての活動歴がそれなりにあるのですけど、24時間働けますかなんてキャッチじゃないですけど、寸暇を惜しんで営業活動に邁進しても、為替相場が1円変動しただけで100年分の利益が出てきたり、吹っ飛んだりするってのは時になんだかおかしいなって感じてしまいますね。

他に企業業績に影響を与える外部要因としては、天候だったりライバル他社の動向だったり、時に災害が業績を左右したり世界的な景気の状況だったり、公共事業関連でしたら国の予算の関係だったり、時に完璧な経営をしたと思っても、そんな外部要因に足をすくわれてあえなく倒産なんて話はそれこそ山のようにありますね。

冒頭の為替相場の話でも、ドル建てで商売をしていまして、営業マンが一ドル100円の想定為替ルートで必死になって新規顧客開拓をいたしまして、営業努力が見事実って長期契約に成功して、年間1億円の粗利益を確保できる見通しがついたとしても、プラザ合意のように天からの声のように急激に1ドル70円まで円高が進んで固定しそうな感じになったら大変ですよね。

為替相場が3割も変わりましたら利益率が下がるどころか、売れば売るほど赤字が膨らむ状況になってしまいまして、あわてて新規顧客開拓に走りましても、円高の影響で価格競争力も一気に低下していますから、新規顧客開拓もままならない状況になってしまうわけです。

あれ?これってつい1~3年前の民主党時代に車とか家電とかの輸出産業に実際に起きた事ですよね。

でね、シャープだとかパナソニックだとか円高の影響で業績が悪化したときに、似非経済評論家ってのは円高で価格競争力が落ちた事には一切触れないで、やれグローバル化に遅れたとか、経営改善が必要だとか勝手な事を書き散らしていた事は記憶に新しいですよね。

泣く子と地頭には勝てないなんて諺が確かありましたけど、輸出産業にとって円高には簡単に勝てないんですよ。

確かにね為替リスクを避けて海外に生産拠点を移しましょうだとか、簡単にいっちゃう人もいますけど、そんな事簡単にしましたら国内の景気は低迷しますし、雇用の場だってどんどん失われてしまうんですよ。

ですからね、円高で業績が苦しくなっても頑張って国内で営業努力を続けまして、頑張って国内雇用を守ろうとしている企業はやっぱり応援しまくちゃいけないと思うのですよ。