一貫教育の弊害について考える

少子化が更に進んできますと、名門中学とか名門高校と言われる学校でも名前にあぐらをかいていますと、生徒が減少してしまうでしょうし多額の寄付金を支払うって親も皆無になるでしょうから、健全な学校経営=安定した生徒数の確保って事で俗に言いますエスカレーター式の学校が増えて、小学校で生徒数を確保してしまえば中学校とか高校では欠員補充レベルで大丈夫ですし、大学全入時代って言われるくらいですから、まぁ一貫教育に成功すると安定した学校経営も達成できるって事なのでしょうかね?

ただ、付属中学とか附属高校ってのは一定レベルの学力が有れば基本的に無試験(推薦)で上の学校に入学できるって事になるわけですけど、見えないライバルを相手に夜遅くまで一生懸命に行う受験勉強から解放されるって事は、良い事もある反面、デメリットは無いのでしょうかね?

まぁメリットとして幾つか上げてみますとまず、中学、高校でも一貫して同じ考え方や教育理念で教育が出来る、子供にとっては受ける事が出来るって事になりますけど、まぁ社会に出る前の段階ですから、小学校・中学校・高校と全く違う校風や教育に対する考え方が違うところで学ぶのも良いと思いますね。

それと勉強には関係ないのですけど、一貫教育を受けない場合は卒業の度に結構多くの友達と別れ別れになりまして、でもって新しい友達を作るって作業が必要になってきたり、新しい学校で知らない人ばかりで新たな自分に成長したり、考え方や交友関係の幅が広がってきたりするわけですけど、一貫教育の場合ですと多くの友達も一緒に上の学校に上がりますから、人間関係の再構築と言いますか、そーゆー友達を新しく作る能力なんかを磨く力は何処で養われるのでしょうかね。

まぁ勉強とか学力の事はさておきまして、小学校から大学入学までに何回も経験するお別れと新たな出会いってのは、けっこうその竹に有る節のように人生において、強くしなやかに生きていくための必要な節目のように思いますし、数値には表れない人間力の向上に役立つような気がしてならないのですよね。

若いうちの苦労は買ってでもしろって名言が御座いますけど、受験勉強で苦労して時には希望校に入れなかったり、受験に失敗して心が折れてしまう場合だって有るかもしれないですし、悲しいお別れも何度も経験するかもしれませんけど、社会に出る前にそーゆー経験を沢山積んでおくって事も良いのでは無いでしょうかね?