イチローに老化を見る

本コラムを書いている今現在はWBC(ワールドベースボールクラシック)のまっただ中で韓国に完敗して、キューバ戦次第では最終ステージに進出する前に敗退してしまう正に崖っぷちの状態なのですが今回のサムライジャパンの中心選手であるイチローの打撃不振が際立っていまして、どうも牽引役どころかブレーキになってしまっているのですが、若く見えるイチロー選手も既に35歳なのだそうです。

一般社会と言いますか会社勤めのサラリーマンの35歳でしたら若手から卒業して中堅どころでやっと一人前の戦力として認められる年齢ですが、プロ野球選手の場合ですと、どうやら35才にもなりますと、能力のピークから下降局面に転じまして、体力や能力の低下が技術力でカバーしきれなくなってきて引退の二文字が姿を現し始める時期のようですね。

因みに、過去のスタープレイヤーの引退した年齢を調べてみますと、長嶋茂雄選手(38歳)、王貞治選手(40歳)、星野仙一選手(35歳)、落合博満選手(35歳)となっておりまして、一軍在籍の第一線での活躍が長かった野村克也選手でも45歳の年に引退をしていますので、天性の素質とたゆまぬ努力を怠らない天才打者イチローであっても加齢にはあがなえないのでありまして、時の流れは残酷だと言われますが、女性のように化粧の技術が向上して小手先で誤魔化しが利かないプロの世界ではよりはっきりした形で現れてしまいますね。

それともう少々プロ野球絡みの話を致しますが、私の幼少時のようにスポーツと言えば相撲かプロ野球が二大勢力で、今よりもプロ野球が圧倒的な人気を誇った時代の人間に取りましては自分の同年代の選手、例えば自分が高校を卒業する時に同時に高卒でドラフトでプロ入りした選手が、どんどん引退して少なくなって何時の間にか自分と同年代のプロ野球選手が一人もいなくなってしまうのは、自分が年を取った事を実感させられるようで悲しいものが有りますね。

まあイチローほどの大選手になりますと引退後も指導者として引く手あまたなのではないかと思いますが、プロ野球選手(スポーツ選手)が年齢を重ねて体力の衰えが隠しきれなくなって、引退したまますっかり姿を見せなくなる事が多いのを考えますと、引退も定年退職もない独立の道を目指してつくづく良かったなと思いますね。

追伸
長島選手の引退で一つの時代が終わったって感じた人も多かったのではないかと思いますが、どうもプロ野球中継も少なくなってしまって、人気はまだあるのに露出が少ないって感じになってしまいましたね。