スラム化するマンション

某人気テレビ番組でも特集していましたのでご存じの方も多いと思いますが、全国的に老朽化とスラム化が進行するマンションが増えて来ているようなのでありまして、まあ日本の人口が増えていれば別に解決はさほど難しくないと思いますが、人口がどんどん減っている状態ではスラム化するマンションの解決策が簡単に出てくるわけもなく、多分スラム化予備軍のようなマンションを含めますと、もうもしかしたら過半数のマンションがスラム化する可能性を秘めているって言っても言い過ぎではないかもしれないですよね?

何故ならばスラム化するマンションの問題はかなり複数の要素によって出現しているようなのでありまして、人口構成、建物の耐久年数の問題、販売会社が販売後のフォローをしっかり行って居ない問題、住民が管理費が高いと納得しない事、いい加減な仕事で先まで考えないで仕事する管理会社、管理組合のような面倒な事に手を染めたくない住民、どんどん下落する中古マンション相場、整備仕切れていない法律、等々要素が大過ぎるのですよね。

もっとも私がマンションスラム化の一番の元凶はマンションデベロッパーや販売会社が、意図的にやっていたのかどうかは分かりませんが、マンションの対応年数、耐久年数について積極的に告知してこなかったのが一番の原因だと思いますね。

例えば、マンションを販売する時にこのマンションは築後約40年で老朽化が進んで建て替えをするか、かなり大規模な補修が必要になりまして、その為にはこれだけの費用が全体でこれだけ必要になりますので、一戸あたりこれだけの金額が必要になりますよって告知さえしておけば、それなりに入居者も考えて行動したと思うのですよね。

勿論そんな告知をしていたらマンションが売れなくなってしまうって声が出てきそうですが、そんなのは法令で義務化しましてマンション業界全体で是正していきませんと、これだけ全国的にスラムマンションが増えて来れば、そっちのほうが販売の足を引っ張ってしまうと思うのですよね。

2009年の日本はかなり本格的な不況に突入しておりまして、住宅取得減税ってまあ何とかの一つ覚えみたいな事をやろうとしてるみたいですけど、今必要なのは高い金を出して購入したマンションがスラムにならない為の法整備が先なのでありまして、いくら目先の減税をちらつかせましても、何の資産形成にもならない下手すると借金だけが残ってしまうようなマンションなど誰も買わないように思うのですよね。