建築中に工務店が倒産

本コラムを書いている現在は2008年の年度末ですが、建築関連業界には不況風が吹き荒れておりまして、ゼネコンの倒産やデベロッパーの倒産のニュースなどが入ってきていますが、一般住宅に関しても大幅に着工件数が落ちているようですので、中小の工務店の倒産もこれから増加してくるのでは無いでしょうか?

で過去にもそれこそ星の数ほど中小工務店の倒産は有ったのですが、問題なのは建築中の工務店が倒産してしまった場合に、施主は建築途中で工事がストップしてしまった物件を抱えてどうなってしまうのかって事になりますが、これは実際に施工が始まって代金を払い込んでしまったからでは遅いので有りまして、工務店を決める前に必要なチャック事項が有るのです。

まず先に書いておきたいのですが、倒産の不安が有る工務店の中には社内の雰囲気が良くなかったり、電話対応が横柄だったり予兆を感じる場合も有りますが、普通に工務店に訪問した位では倒産するかどうか何て取引先であっても、分からない場合が多いですし有名だとか、営業所が多いとか立派な店舗を構えて営業しているなんて見かけ上で判断しようと致しましても、過去には派手に見えた企業があっという間に倒産してしまってったって事は山ほど事例がありますからね?

ですから施主(建築主)としての自衛手段は住宅保証機構のような外部団体に加盟して建築する住宅が完成保証されているかどうかを契約前に確認する事に尽きるでしょうね?
※完成保証とは建築途中で工務店が倒産してしまった場合など完成が困難になってしまった場合に、完成まで保証してくれる制度です。

但し工務店で完成保証を謳っていても、ちゃんと加盟しているかどうかとか契約書なり加盟団体に電話して確認をとるなりしっかり確認を取りませんと、口頭レベルでは幾らでも嘘はつけてしまいますからね?

でね、住宅建築ってのはとても裾野が広い産業で日本に与える景気への影響は非常に大きく、現在も景気浮揚策として住宅ローン減税が話題に上がっていますが、はっきり言って5年程度で至急を打ち切ってしまうような住宅ローン減税で自己破産者や銀行の不良債権を増やす位なら、全ての着工する住宅に関して政府が完成保証を行ったほうが、よほど景気浮揚になると思いますけどね?

逆に住宅ローン減税など行いますと一時的に住宅を建てる人が増えるかも知れませんが中には減税に惹かれて時期尚早の人が無理して住宅ローンを組んでしまう場合が有って、しかも5年程度で減税の恩恵が受けられなくなって住宅ローンはまだまだ続く訳ですから、破産予備軍を増やすだけだと思いますね。