木造住宅の寿命

今回のコラムでは木造住宅の寿命について書いて見ようと思いますが、私も過去に2回新築で二階建ての木造住宅を建築していますが、とにかく手入れを怠りますと10年位で痛みが目立ち始めて築後15年も経ちますと外壁に屋根などの外装部分を取り替えるなり、塗り替えるなり致しませんと家の構造部分にまで痛みが進行してきますし、更に問題なのが基礎部分が布基礎の場合でしたら下からの湿気で土台部分が痛んできてしまうので有りまして、しかもこの部分は目視で点検もやりにくいですし、おいそれと交換も出来ない部分でありまして、住宅ローンが最長で35年まで組める割に、日本の木造住宅の寿命は短すぎるのではないでしょうか?

勿論、車だって何だって耐久消費財の類の多くは、途中でメンテナンスや部品の交換が必要なのは理解していますが、他の耐久消費財の場合は税法上の償却期間が終了した後とか、一般的なローンの返済期間が終了した後に、メンテナンスの費用がかかってくるのですが、こと日本の木造住宅の場合はまだ住宅ローンが半分以上残っていて、人によっては住宅ローンの返済が家計を圧迫している最中に、屋根の葺き替えですとか外壁の塗り替えですとか、場合によっては外壁の塗り直しなど、時として100万円を超える出費が出てきてしまうのですよね?

私の記憶の限りでは確か、どこからか日本の住宅寿命は短すぎるので、もっと品質を上げて長く住める家にしましょうって話が有ったと思いますが、最近は余り私は耳にしませんし、少なくとも一般工務店レベルで50年住める住宅を標榜している所は無いですよね?

ここで少し私の意見を書こうと思いますが、景気浮揚対策といえば直ぐに住宅ローン減税が出てくるのですが、この発想自体が間違っていると思うのでして、住宅の寿命が普通に50年とか100年有れば出てこないと思いますし、住宅を新築する場合に、更地に建築する場合を除いて膨大な廃棄物は出ますし、調度品やらカーペットなどの内装品や照明器具など、数多い買い換え需要が発生して確かに景気対策になるかもしれませんが、膨大な廃棄と無駄の上に成り立つ訳ですから、CO2の排出削減とか資源の高騰と不足が叫ばれている現代にはそぐわないのでは無いでしょうかね?

まあ景気を良くする為に無理して消費を増やしても無駄なエネルギーを消費して限りある資源を減少させるに過ぎないのですから、ここは発想を変えて基本的に最低100年住める家にするか、メンテナンスが容易な住宅の推進をして欲しいですね?