自宅の住宅模型の制作

注文建築など工務店や大工さんに頼んで家を新築する場合には日本では幾つかの儀式が有りまして、今回は建前(たてまえ)について考えて見ようと思いますが、建前とは別名として上棟式とか棟上げと言われておりましてやる事や内容や趣旨は同じ物になります。

まず建前をご存じない方の為に建前のやり方を簡単に書いてしまいますと、新築住宅の建築途中に行われます、家屋の安全を祈願して行われる儀式でありまして、神主さんを呼んでお払いをしたり、餅やお菓子を蒔いて近所の人に配ったり、大工さんと施主がお酒を飲んだり致しまして、神様に家屋の安全を祈願するのでありますね。

※土地柄によっては餅やお菓子以外に、硬貨(現金)をばらまいたりする場合も有るようですが、天下の回り物で有ります銭を投げてはいけないと思いますね。

さてこの建前に関しては古き良き風習って風にも思いますし、日本式建築には必要な儀式のように思いますが、最近では建て売り住宅が増えた事と、餅やお菓子を撒くって言っても近所の人が集まりませんので、簡単にお祓いだけで済ませてしまうとか、建前を省略してやらないって事も多いのだそうですね。

まあ最近では建前を省略しても文句を言う施主さんが殆ど居ないばかりか、逆に建前のように費用もかかるし面倒な儀式を敬遠する施主さんも増えているようですから、だんだん忘れられた存在になってしまうのでしょうかね?

ついでにもう少し書いてしましますと、例えばね建前をしっかり行う事をモットーにしている工務店の社長さんに、建前を行わないと家屋が普通よりも早く老朽化したり、倒壊しやすくなったり何か具体的に問題が出てくるのかって聞いたとしましても、答えはそんな事はないよって答えが返ってくると思うのですよね。

逆に建前を行わないと恐ろしい事が起きますよって声を潜めて言われてしまったら、困っちゃいますよね。

個人的な考えとしても建前を一生懸命やるよりも、ご近所さんに文明堂のカステラでも持って丁寧に挨拶に回ったほうが、後々良い事が起きそうですからね。

追伸
住宅建築に限らずダム工事とかトンネル工事では様々な儀式ですとかげんかつぎとか安全を確保する為に、根拠とか理由とかを抜きとして様々な事を真面目に真剣に行うのでありまして、それは日本の伝統とも言って良いと思いますが、外国でも船の進水式でシャンペンを舳先で割ったりしているようですので、世界的にそーゆー儀式は有るのでしょうね。