手抜き工事しないと利益が出ない?

例えば新築住宅を注文建築で建てる場合に、坪単価30万円と坪単価50万円の住宅では当然の事ながら使う材料も手間も勿論コスト(原価)が違ってくるのですが、全ての施主が安いものはそれなりと考える訳はなく、値段相応の施工をしてもクレーマーに限った事でなく、一生に一度の買い物だと思うと、些細な事で欠陥住宅だと騒ぎ立てる人が居る半面、施工する工務店にしても建築戸数が伸びない以上、どこかで切り詰めて行きませんと利益が確保しにくくなっているのも事実でありまして、コスト、利益、品質のせめぎ合いなので有りまして、採算を度外視して品質確保しちゃいますと倒産してしまいますし、手抜き工事ばかりやっていますとやがて訴えられて、やっぱり倒産してしまったりするのでありまして、ある意、現代は工務店冬の時代とも言えるのでは無いでしょうか?

ただまあとんでもない手抜き工事を行って欠陥住宅を平気で販売して、利益を上げている工務店も存在するようですし発覚したらしたで、さっさと計画倒産しちゃう場合も有るように思いますし、そもそも日本の住宅にはリコール制度がしっかり整備されて居ないのが現状ですが、何度も買い換えが利かない住宅こそ消費者保護の仕組みが必要だと思いますが、これがまあ全然進まないのですよね。

で本題に話を戻しますと、まず坪単価30万円以下の住宅では手抜きをしないと利益が出ないとは言いませんが、住宅として必要最低限の機能を装備する程度に考えませんと、とても利益を出して営業していけるとは思いませんし、上手にコストダウンしませんと、直ぐに赤字になってしまうのですよね?

では坪単価の高い業者に頼めば手抜き工事が発生しないかと言いますと、たちの悪い業者は低品質の住宅を高い金額で販売するプロですから、それは巧みに営業をかけまして施工段階では思い切り手抜きをしたり致しますので、坪単価だけで手抜き工事や欠陥住宅を防ぐ事は出来ないので有りまして、施主としては高い買い物の割に危険が多い買い物でもありまして、日本の住宅事情の貧弱さがこのあたりにも出てきてしまいますね?

特に住宅不況時のように着工件数が落ち込む時期では、日本全体の住宅建築戸数が減少するわけですから企業として営業を継続する為の利益を維持していく為には、一棟あたりの利益をいかにして確保していくかって部分が大切になるのでありまして、何となく手抜き住宅発生の芽が有るような気がするので有ります。