ライフサイクルと住宅事情

今回のコラムではライフサイクルと住宅事情について勝手な考えを書こうと企んでいますが、ごく平均的かどうかは自信が有りませんが一人の日本人が成人致しまして、先ずは親元を出て一人暮らしを始めて、運良く生涯のパートナーと巡り会って夫婦二人の家庭からスタートして、やがて子供を1-3人作って4人前後の家庭になってその子供が大きくなりますと、最近では子供部屋と言いますか、家族一人に一部屋必要みたいな事になって、それなりの広さの住居が必要になって来るので有りますね。

でまあ、そこで時間の流れが堰き止められまして、まるでサザエさん一家のように家族が年も取らず子供が大きくなって独立もしないのであれば、大きな家を無理して購入してもまあ良しと出来ると思うのですが、残念ながら子供なんてどんどん大きくなって、やがて家を出て行くのはごく普通に行われて居る事ですし、老夫婦の二人暮らしなんてごく一般的な事ですよね。

で今回何が書きたいのかと言いますと、例えば25年の住宅ローンを組んで一戸建て住宅でもマンションでもそれなりの広さを確保した住宅を購入する人の中には、子供が小学校の高学年に上がる頃になってから決断する人、それも地方都市で子供が大きくなったら、家を出て行く可能性がかなり高いのにって人が少なく無いので有りまして、極端な話でも何でもなく子供が12歳になった頃になって、子供部屋確保の為に25年ローンで住宅を購入しても、10年も経てば子供が独立して家を出て行く可能性は非常に高いと思うのですよね。

まあバブル経済の頃のように右肩上がりで土地の値段が上昇していれば大きな問題にならなかったのですが、少子化が凄いスピードでやってきていますから、移民の受け入れでもしない限り土地の価格が上昇するとは考えにくいですし、そもそも坪単価何十万円もかけて建築した住宅の割に、20年もすれば痛みが激しくて資産価値がゼロに近いなんて事は珍しく無いので有りますから、とにかく住宅ローンを安易に考えてしまうのは考え物ですし、自分の将来設計をしっかり考える必要が有るでしょうね。

それと本気で日本政府と銀行が日本人の持ち家率を上げるとか、景気刺激対策として住宅購入を後押ししようと思うのでしたら、20代前半を住宅取得のベストな年代と位置付け致しまして、例えば25歳までに住宅を購入した場合は減税するとか、思い切った政策が必要だと思うのですよね。

無駄に大きな家を購入しても仕方が無いわけですしね。