健康住宅の定義

シックハウス症候群なる言葉が出てきた頃から、健康住宅とか自分で健康を名乗る言えとか住宅家屋が出てきたのでありますが、今回のコラムではこの健康住宅の定義について考えて見ようと思います。

まあ健康住宅と一言で言っても評判の良いのから悪いのまで色々有るようですが、基本的には木材を中心とした自然素材で接着剤等からホルムアルデヒドなどの化学物質の拡散が少ない事とか、換気(風通し)が確保されている事などが条件となってきますね。

ですから山には入って木を切って製材してそれを、金物を使って組み立てるだけで接着剤を一切使わないで通気性を確保すれば、一丁前の健康住宅って事になりますがここで問題になってくるのは、白アリなどに代表される虫食いや、カビや結露の問題ですね。

例えて言いますと、農薬を一切使わない野菜は虫が付いていたり葉っぱを虫に食べられたり、まあそれが無農薬の証拠みたいな物なんですが、一般住宅の場合ですと土台に始まりまして白アリから自宅が被害を受けないように、薬剤処理を致しますがこれは結構劇薬なのでして、使用に注意が必要な代物です。

つまりその人間の人体に悪影響を及ぼす化学物質の空気中の浮遊量を極力ゼロにするって事と、白アリの被害を受けないように科学的に処理を施すって事は相反する行為になるのでありまして、健康住宅の部分にだけ気を取られておりますと、白アリにとっても化学物質が少なくて美味しい住宅だったりしないとも限りませんから、その辺りは工務店さんなりに充分確認をしたほうが良いでしょうね。

健康住宅に入居して一安心だと思って居たら、10年ほどで白アリの被害に遭ってしまったなんて事になったら笑えませんからね。
(但し30年間絶対に白アリの被害を出さない家になりますと木造以外かもしくは、薬剤をたっぷり使用しないと出来ないようで、中々難しいのです)

追伸
健康住宅を名乗る住宅の中には坪単価が通常の倍近い金額になっている場合が有りますが、まあ高ければ良いと単純に金額だけで物の良し悪しを判断する人でしたらそれでよいと思いますが、接着剤などの使用する材料を少し変えて浮遊物を減らしただけで健康住宅と銘打って、金額を不当につり上げている場合も無いとも限りませんから、気をつけたいところですよね。

それと健康住宅だ云々を言う前に如何に高温多湿の気候風土だと言っても日本の家屋の寿命は短すぎるので有りまして、ヨーロッパなどと比べますと、寿命に数倍の違いが有るのでして、こちらを是正して欲しいと思うので有りますね。