社内失業と窓際族

ネット上のニュースで社内失業の事が話題になっていたので少々書いてみようかと思いますが、何でも一部の新聞社において夕刊が廃止され始めまして、その結果として当然の事ながら夕刊に掲載する分の記事は不要になりますし、なんだかんだと夕刊発行分の仕事が消滅致しまして、直ぐに人員を整理する訳にもいかないらしくて社内失業って恵まれた?失業者が発生してしまうとの事でした。

まあそう言えば昭和の時代までは色々な役職として部長とか次長とか課長係長などと並んで閑職って職場があってそこの長は閑職長なんて呼ばれてはおりませんでしたが、そーゆー人達をまとめて窓際族なんて呼ばれていたり致しましたが、私の記憶の限りではその閑職に飛ばされたからと言っても、退職に追い込まれるって感じじゃなかったですし飼い殺しなんて言葉までちゃんと有りましたから、今にして思えば閑職とか窓際族なんて言葉が普通に使われていた時代はのどかな時代だったのですよね。

それとね、今のような家族主義的な会社経営が消滅しつつある状態では、社内失業が現実に有ったとしてももう人員整理の為に退職までの第一歩のような感じで、明日から仕事は無いからね、まあその先はどうなるか想像がつくだろうから、ちゃんと再就職先の事でも考えておいたほうが良いよって感じだったと思いますが、昔は企業内の組織の新陳代謝によって自然と自ら半分社内失業状態になる人も多かったように思いますね。

つまりその昔は終身雇用がちゃんと約束されていましたから、定年退職まで余程のへまをしない限り身分が保証されていたのがその原因だと思いますが、40歳台まではもう滅私奉公のようにがむしゃらに働きまして、そこから徐々に仕事や権限を部下に対して委譲して行きまして、自ら望んで仕事を減らしていって、企業に勤務しながら高い給料を貰ってしかも暇、なんて状態を作り出しつつ定年退職するその日までを歩んでいくって、まあうらやましい感じも結構有ったのですよね。

そんな事を考えて居ますと世代が進むにつれて職場はドライになるし年金制度だってもう破綻寸前で沢山払っても、もしかしたら年を取ってから殆ど貰えない恐れだって強いのでありまして、世代間の勝ち組と負け組が鮮明に分かれる日本は、いったいつ舵の切り方を間違えてしまったのでしょうかね?

舵の取り方を間違えた張本人の人達はとっくにリタイヤして悠々自適の生活を送っている事と思いますけどね。