今年の漢字

毎年年末になりますと、あの有名な財団法人日本漢字能力検定協会が今年1年を漢字で表すとってやつを公募して、どっかのお寺さんで大きな紙に大きな筆で下手な漢字を書いていたりしたと思いますが、個人的には財団法人日本漢字能力検定協会のような怪しげな団体が主催しているってはっきりした時点でマスコミは取り上げるのを止めたらどうでしょうかね?

それにね、今年の漢字っていても阪神タイガースが優勝した年に” 虎”が選ばれるとか何だかよく分からない漢字もありますし、まあどうでも良いって事で無視すれば良いのでしょうが何せマスゴミの情報で一気に世論の流れが変わってしまったりする国民性ですから、相当強引に漢字一文字にしてしまって、その一年の印象が後から評価されるってのはどうなのでしょうかね?

さて話は少々変わりますが、とにかく手書きで文字を書かなくなって年齢的にも50歳がどんどん近くに迫ってきますと、もうとんでもない勢いで頭の中の記憶から漢字がどんどん流出していってしまうので有りまして、一応普通の平均的な大人程度の読解能力があって文字を書く機会ってのは自分の名前と住所くらいですから、漢字が殆ど書けなくなっている事で何か日常生活に不都合があるとか他人に迷惑をかけるには至っていませんが、私個人としては相当危ないレベルまで漢字が書けない状態が進んでいるようです。

で、そーゆー私のように漢字がどんどん書けなくなった人が他にもいないのか少々調べてみたのですが、この手の中年になってから漢字が書けなくなる症候群?的な人は結構いるらしく私だけじゃないようですね。

なにせパソコンとかキーボードとか携帯電話が発達するまでは今現在と比べものにならないほど、鉛筆とかボールペンとか万年筆で文字を一文字づつ書いていたとおもいますが、今はその当時の何十分の一しか文字を書いていないのが現実で、漢字が書けない人ってのは無茶苦茶増えているのでしょうね。

まぁそーゆー人が増えているから財団法人日本漢字能力検定協会がやっている漢字能力検定のような検定試験がブームになったりするらしいのですが、もしかしたら漢字が沢山書けるようになっても、今の現代では自分の手で文字を書くって行為がとっても少なくなっていますので、能力を発揮する場所がどんどん減っているような気も致しますね。

追伸
しっかしパソコンは大したもので薔薇って漢字だってたちどころに変換して表示してくるのですから、全く凄いのでありますね。