スピード経営と現場のドタバタ

特にIT関係の企業やベンチャービジネスの経営者に多いのですが、スピード経営を身上とする企業は少なくなく、短期間に急成長した企業ってのは、程度の差こそあれ、スピード経営を実践してきた企業が多いのでは無いでしょうか?

今回はそのスピード経営について思う所を書いてみようと思います。

まあ、スピード経営の反対側に位置するのが堅実経営って事になるのでしょうが、世の中全体の動きや情報伝達スピードは一昔前と比べ物にならないほど早くなっていますので、スピード経営を身上としていない企業であっても多少のスピードアップを求められているでしょうし、最低限世の中の移り変わるスピードよりも同等以上の速度がないと世の中から取り残されてしまうので有りますが、スピード経営につきものなのが、現場のドタバタって言いますか、経営者と実務レベルの現場との意識の差とか、方向転換のタイムラグが発生しますよね?

これは企業が少人数で小回りとスピードで勝負していた頃は何せ小所帯ですから、それが企業発展の原動力だったのですが、発展と共に人が増え、業務が増え、顧客が増えるに従って、企業の規模が大きくなってきますので、スピード経営を実践することが、徐々に難しくなってくるので有りますね?

企業規模が大きくなって、指揮官が増えてくるって形でしたら、決断と実行のスピードも落ちてくるのですが、規模が大きくなっても社長のワンマン経営状態のままで、末端の社員数だけが増えてきた場合ですと、経営者はどんどん決断して、新たな方針や決断を下して、現場に指示をしても、なかなか昔のように、右向け右って訳に行かなくなってくるのでは無いでしょうか?

これは人間の体でも小さい時は方向転換ってのか素早くできても、図体が大きくなってしまった場合や、船に例えるとモーターボートの頃と、大型の船になったのとは、方向転換が素早く出来ないって事と一緒だと思いますね?

何故ならば、人が増えると色々な考え方の人間も出てきますし、末端の社員まで経営者の考えや思いってのが中々伝わり難くなってきますからね?

つまり現場は経営者の心の中が判らなくなってきて、経営者も現場の声や実際を把握できなくなってきてしまうって感じでしょうね?

ですのでスピード経営ってのは中小企業の特権って事で活用出来る所は実践して大手企業に対抗するって事が必要なのだと思いますね?

ただまぁスピード違反は経営の世界にありませんが、色々と付いてこれない部分も出てくるのですよね。