住宅寿命と白アリ

日本の家が100年持たない原因の一つに白アリの被害が有りますが、白アリに家を食い荒らされてから気が付いて、白アリ駆除業者に頼んで、駆除したとしてもすでに土台がやられてしまっている場合が多く、白アリの駆除業者は家の修繕は専門外って事になりますので、家屋の傷みの進行を白アリ駆除によって止める程度でありまして、住宅の寿命は一気に短くなってしまうわけですね。

聞くところによりますと、白アリは別に木造住宅で生活をしなくても、森や林に生息して朽木を食べて平和に暮らしていたのが元々なのだそうで、私が思うには好き好んで木造の住宅になってきたと言うよりも、森や林が無くなってきまして、しかも植林された山の場合では白アリの餌になる朽木が御座いませんので、白アリもやっぱり人間に追われまして、人間の生活環境になってきたような気がしますね。

とはいえ、日本式の住宅は木と紙で出来ておりまして、良く燃えるし白アリにとっては食料の固まり、お菓子の家のような物でありまして、目をつけられてしまいましたら、5年も経たないうちに家を構成している木材を美味しく食べられてしまうのですから、困った話です。

個人的に思うのは柱の太さや耐震性と同様に対白アリ性とでも言いますか、白アリ対策をしっかりした住宅を供給しませんと、いくら頑丈にしかも省エネで建設しましても、白アリに食い荒らされてしまいましたら、一緒の事なんですよね?

別に日本式住宅が白アリに食い荒らされてしまうからいけないって事を言いたいわけではないのですが、構造ですとか耐震性とか坪単価に比べて買う方も白アリの事が考慮に入っていない場合が多いような気がしますし、販売するほうも、白アリ対策をあまり宣伝しないような気がしますね。

追伸
白アリについてもう少し書きますと、何たって日本の住宅事情ってのは個々の建物も小さいのですが、敷地が狭いですから必然的に密集してしまうので有りまして、そうでなくても白アリは空を飛んで新たな新天地を求めて民族大移動して別の住宅で活動を始めたりしちゃうわけですから、町内で一件の白アリ被害が出ますと、向こう三軒両隣は言うに及ばず、ご町内が白アリ被害の危険にさらされてしまうわけですから、もっと対策を講じても良いような気がします。

ただまあ日本の住宅寿命が50年になってしまいますと、今の住宅メーカーは半分も存続できないと言われておりまして、実際の所は日本の技術力を持ってすれば、白アリにやられない100年持つ住宅は造れると思うのですけどね。

実際の所はどうでしょうかね?