蚊取り線香の変遷

夏になると思い出すも何も家の中を飛び回って、断りもなく人の体に針を刺して血を吸うだけならまだしも体が痒くなる液体をお返しに注入していく蚊ってのは、時には妙な病原菌の運び屋まで副業でやっているのだそうですから、速やかにお引き取り願う必要が有りますが、今回のコラムではその蚊を追い払う関係の事について書いて見ようと思います。

さて私が物心ついた頃から、渦巻き状の火を付けて立ち上った煙で蚊を撃退する蚊取り線香は世の中に存在していたようなのですが、その後になって電子蚊取りっていうんでしたっけ?ベープマットとかいわれる厚紙に染み込ませた薬剤を暖める事によって、蚊を撃退する有効成分を空気中に放出して蚊を撃退するやつが出てきましたけど、今ひとつ風情がないからなのか盛り上がりに欠けまして、渦巻き型の火を付けるタイプの蚊取り線香の存在を脅かす迄には至りませんでしたよね。

でまぁ長らく夏の風物詩といいますか、夏季限定コマーシャルは京都の大文字焼きを背景にした金鳥の夏・日本の夏って時代が長く続いてきたと思いますが、その流れが液体式の蚊取り器具が出てきてから今度は一気に主役交代が進んでしまいましたよね。

たぶん私の想像ですけど従来の蚊取り線香がベープマットになっても毎日、マットなりぐるぐる巻きの本体なりを取り替えなくちゃいけない作業は代らなかったので、風情の関係上主役交代には至らなかったと思いますが、液体式の蚊取り線香(まぁ線香と呼ぶのもおかしな気も致しますが)になりますと、一気に60日とか90日間取り替え不要になりました為に、消費者に受け入れられて主役交代した感じですよね。

でその液体式蚊取り線香の主役が長く続くかに思われたのですが、ホームセンターにおいてその手の商品が並んでいる陳列棚を見てみますと、どうやら新たな商品開発が進みまして新商品が投入されているようなのでありますね。

その新商品がどんなものなんだか簡単に書きますと、丁度室内の芳香剤のような感じで電気も不要で勝手にセットした有効成分が蚊を追い払うって効能のようで、蚊を撃退する成分は入っていないけど、蚊が嫌がる匂いで何処か遠くに退散して貰いましょうってコンセプトらしいですね。

私の感想としては、室内に殺虫成分が漂う事を良しとしない人も居るでしょうし、撃退した蚊が床に落ちる事を嫌う人も少なく無いと思いますから、結構人気の商品になるのでは無いでしょうかね?