貧すれば鈍する

どうもこの言葉は貧乏人を差別しているように感じる人も中にはいらっしゃるのではないかと思いますが、結局は経済的な余裕やお金が無いと心まで鈍感になって気が回らなくなるって意味だったと思いますが、確かに零細企業の経営者なんてやっていますと良い時と悪い時の落差が激しくて振り返ってみますと、やっぱり資金繰りが厳しい時はそのことばかりに頭が行ってしまって心が鈍になっていたって思い当たる節があるのですよね。

ただね、なんだか貧しい人は心が鈍で裕福な人はそうじゃないって事が言えるかって考えますと、それは全然違うので有りまして経済的に成功している人の中には、他人の気持ちが理解できなくて人間性に問題大ありだけどお金と社会的な地位があるから付き合っている人なんてのも転がっていますし、逆に貧しいながらも人間性が尊敬出来る人だって沢山いるので有りまして、貧すれば鈍するって初めに言い出した人は誰だか知りませんけど、まか半分正解で半分不正解なことわざのような気が致します。

さて確か昔読んだ本に経済的に厳しい局面に陥った時とか借金返済に追われるほど資金繰りが悪化したときに、経営者がやるべき事は沢山有りますけど中でも今でも覚えているのが、たまには家族で美味しいものを食べましょうねって事でした。

多分これは貧すれば鈍するって考えから来ているのではないかと思いますが、金策に追われまして切羽詰ってくると心に余裕がなくなってしまって更に自分を窮地に追い込んでしまったり、時には自殺まで考えちゃったりしますから、うまいものでも食べて愚鈍になりがちな心を正常な状態に戻しましょうねって事だったんでしょうね。

何と言いますかお金に関する諺てのは実に沢山会って、いつまでもあると思うな親と金ですとか、慌てる乞食は貰いが少ないとか貨幣経済の発展によりまして、命の次に大切だって思っている人が少なくないお金ですから貧すれば鈍するって事で、ある意味お金持ってないと心が愚鈍になるんだもんね、なんて諺だか言い伝えが出てきたのだと思いますが、それが半分当たっているって現実は何だか悲しいのでありますね。

ところで悪銭身につかずって諺が有りましたけど、不正な方法で手に入れたお金は身につかないですぐに無くなってしまうのだそうですけど、愚鈍な心ってのは解消されるんでしょうかね悪銭で。

追伸
そ~いえばお客が入らなくてやがて閉鎖してしまうような商店ですとか飲食店ってのは、気が利かない場合が多いようですけどこれって貧したから鈍になってしまったって事でしょうかね?