生活保護の申請と不正受給とワーキングプア

報道によりますと大阪市西成区のあいりん地区に住む生活保護の受給者に、うつ病の仮病を使って診療を受けさせて処方されたくすりをインターネットで販売していた男が逮捕されたようですが、本当に生活の困窮して生活保護を受給している人にとっては迷惑な話で、チェック体制の強化が望まれる気も致しますがそうすると行政側のコストが増大して、税金に跳ね返ってきたりするので困ったものだと思います。

そういえばその昔に生活保護の申請に関して北九州で申請を拒んだり一方的に生活保護を打ち切るなどした行政側の対応が問題になったことが有りますが、性善説だけで行動していますと不正受給は後を絶たない結果になるのが目にみえていますし、性悪説で行政が行動致しますと今度は本当に生活に困窮して支援が必要な人が切り捨てられてしまうので有りますから匙加減が難しいのでしょうね。

それともう一つ、今の日本にはワーキングプアと呼ばれる働いても収入が生活保護世帯以下の労働者世帯が数百万に上ると思いましたが、どうも日本人はおとなしいのか文句も言わずに働いてじっと我慢している労働者ばかりなので有りまして、友愛を標榜する政権与党はこの辺りに光を当ててあげる必要を強く感じます。

さて今の日本は格差社会だとか二極化と言われてすっかりそれが当たり前の状態として定着したような気が致しますが、どんなに金持ちだって飯を100杯食えませんし車だってせいぜい10台位しか所有できないので有りまして、2人の裕福な人が高級車を所有して8人が徒歩しか移動手段を持たない状況よりも、一人が高級車で8人が大衆車で残る一人が自転車にのったほうが消費は多いですし、日本全体の経済も活性化して貧困も徐々に減ると思うのですが、どうも競争社会の弊害で、気がついたら格差が広がって固定化してしまったようですね。

ただまぁ裕福層の課税強化とか企業に対する法人税の増税を行いますと、彼らは愛国心とか日本への愛着なんかよりもお金のほうが大切だと考えていますから、さっさと海外に出ていってしまうので有りまして、鎖国状態でもない日本では簡単に解決策が見つからないのも現状なんですよね。

そんな中で生活保護を廃止してベーシックインカムの導入を考える動きが少々出てきているのですが、今のように不正受給が横行致しまして真面目に働いているワーキングプアな人よりも生活保護受給者の方が経済的に恵まれている状況を考えますと、ベーシックインカムの導入も有効ではないかと思ってしまうのです。