タイヤと窒素ガスとパンクしないタイヤ
最近は余り見かけなくなったようですが、一時期のガソリンスタンドでは油外収益の確保だか分かりませんが、随分と自動車タイヤに窒素ガスを入れる事を進めていたと思いますが、ブームが去ったのか勧められる事もポスターを見かける事もすっかりなくなってしまいましたね。
まあ聞くところによりますと普通に地球上の空気の八割近くが元々窒素だって事ですから、果たして窒素100%の状態にして何らかの効果が出るのか個人的に結構疑問なのですが、セールスの現場では次のような窒素ガス充填のメリットを謳っていましたね。
■空気が抜けにくくなる
何でも窒素ガス充填のメリットとしてこれはそれなりの説得力があるそうで、窒素の分子は大きいのでゴムの分子の隙間を通って外に出て行く事が軽減されて、若干空気が減りにくいのだそうです。
■燃費が良くなる
これは根拠がよく分からないので有りまして、タイヤの空気が減りにくいから燃費が良くなると言われれば、微量の根拠にはなると思うのですが、これに関しては具体的なデータも私は見ていませんからよく分かりませんね。
■ロードノイズの軽減
ロードノイズとはタイヤが道路上を回転しながら走る時に発生する雑音を指すそうですが、これも何だか実感できないですよね。
などと言いつつ私自身、ものの試しで車とバイクにまで窒素ガスを充填してみたのでありますが、残念ながら効果を実感する事は出来なかったのですが、これは私が鈍感なのか、本当に謳われているように効果が有るのか判断は難しいですね。
まあ個人的にはパンクしないタイヤが世に出てくるほうが余程、革命的だと思うのですが昨年発表されたオールスチールのパンクしないタイヤは市販の予定は今のところ無いようですし、他に出てくる気配もないのですが、今の人類の技術力があればパンクしないタイヤの開発が無理なわけは無いと思うのですけどね。
もしかしたら、本当はもっと長寿命でパンクもしないで長く使えるタイヤの開発が可能なのかもしれませんが、その昔の電球のようにそんな事を致しますと、一気に買い換え需要が減ってしまって売り上げが減ってしまうので開発しないって事は無いでしょうね。
追伸
バイクの場合はより顕著なのですが、窒素ガスに入れ替えるよりもタイヤそのものの種類を変更しますとびっくりするほど乗り心地とか、操作性が変わってまるで別物になってしまうのでありまして、古くなって飽きてしまってもタイヤを変更するといきなり別のバイクになったような乗り心地と操作性になるのです。