車の価値について

どうやら2009年に入ってからいきなり世界中で自動車が売れなくなった模様で有りまして、大規模な生産調整や人員の削減などが行われて居るようですが、どうも自動車なんて無くても生活には一切支障がないって気が付く人も随分と出てきたようですし、まあ実際の所考えますと、車はガソリンを消費してCO2を排出しながら走りますので、必要な人以外はわざわざ高い維持費を払って所有するだけの価値があるか無いか考える人はこれからどんどん出てくるでしょうね。

まあ格差が広がった日本社会では車が買いたくても買えない労働者が大量に出現してしまったのも間違いない現実なのですが、今後ある程度の販売台数を自動車メーカーが維持できるかどうかは価格に見合った価値が有るかどうかを考え直す必要が有るような気が致します。

大雑把に書きますと、ここ10年間で労働者の給料水準は上がってないようですし、むしろ低所得の労働者が増えていると思いますが、車の販売価格のほうはむしろ上昇気味なのでありまして軽自動車でも諸経費を入れると100万円を超えてしまいますし、1500CCクラスの大衆車においても150万円はかかるのですから、消費者が妥当な金額だと判断するのか、もしくはそれだけの価値がないと判断して思い切ってコストダウして販売価格を下げないと売れなくなってしまうのか、直に結果が出てくるでしょうね。

個人的な予測では、車種を絞り込んでカラーリングも2色程度にしてグレードも一種類だけにしまして、内装や装備も思い切り簡素化してしまって70万円程度の自動車を売り出すメーカーが出てきて、そーゆー車が主流になるような気がしますね。

一昔前でしたら自動車は移動する道具よりも、憧れのとか所有する事に意味があるみたいな幻想を抱いていた人が少なく無いような気が致しますが、ふと冷静になって考えて見ますと、自動車はA地点からB地点まで安全に移動が出来ればそれ以上でもそれ以下でもなく、過半数の時間を駐車場においてある自動車に対しての価値は、心の中で随分と下がったように思いますね。

その消費者が感じている車に対する価値をメーカーがくみ取る事が出来て、それに合わせた商品開発を行って市場に車を投入できればそれなりの売り上げを確保出来ると思いますが、自分たちの価値観で余計な付加価値を付けて、無用な高値にしてしまっては売れないで在庫が積み上がってしまうでしょうね。

追伸
私が若い頃に、何故あんなにみんなが運転免許を取得して車を競って購入したのか、不思議なのです。