乗用車の平均保有年数6.5年で過去最高

日本自動車工業会が毎年調査発表している乗用車の平均保有年数は過去最長の6.5年になり、乗用車の世界も高齢化が進んでいるようです。

自動車工業 会の見解では今回の平均保有年数過去最高の背景には車の耐久性が向上したことと、景気低迷による買い控えが進んだことをあげています。

確かにここ10年間の乗用車は10年くらい乗っても、オイル交換をちゃんとやって、たまにガソリンスタンドで洗車機を使ってWAXをかけて おけば、故障する事もめったにないですし昔のように外装が錆びてきて、外観がボロボロになることはないですから、無理に新車に買いかえる必要はないですか らね。

現在エコカーとかハイブリッドエンジンを搭載した超低燃費自動車がこれからの主流と見られており、地球環境を考えますと、確かに昔の燃費の 悪いエンジンを積んだ車が走り回っているいるよりも、最新のエコカーが増えたほうが、地球環境にやさしいのかもしれませんが、まだ十分走る自動車を新車に 買い替えるのもエコロジーの観点からいえば、良いこととは言えない難しいところです。

昔、私が子供の頃の自動車はエンジンが逝ってしまってエンジンだけ載せかえる修理が多かったと思いますが、最近ではエンジンが逝ってしまう と車そのものを廃棄してしまうことが多いらしく、エンジンを載せかえることは一般的な修理では無くなっていますが(バイクの世界はエンジン乗せ換えはまだ 一般的らしいです)、ここで古い車に新しい低燃費エンジンに乗せ換えて、低燃費自動車に生まれ変わる技術なんかは、コスト的に無理でしょうかね?

新車が格好イイのではなく、同じ車を長く乗ることがステータスになってくれば良いですね。

自動車税も、同じ車に10年以上乗って途中でエンジンを低燃費エンジンに乗せ換えて完全オーバーホールをすれば自動車税を半分にするとか優 遇してですね。

自動車メーカーも自社の自動車の平均保有年数の長さを誇って消費者も平均保有年数の長いメーカーこそ安心して長く乗れるメーカーの自動車と 認識して、そのメーカーの車を買うようになる。

そろそろ、新車新車から長く使える自動車にシフトしてきても良いかもしれませんね。

追伸

2008年になりまして車の保有年数は更に延びたのでありますが、それ以上に車離れが進んでしまって、新車の販売台数は前年比減で 郊外型のスーパーの客足は落ちると、自動車を取り巻く環境は大きな節目を迎えてるのです。